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『ファインディング・ドリー』欠点を個性として受け入れるということ

オリコン 7月28日(木)16時18分配信

 今月16日に公開されたディズニー/ピクサー作品『ファインディング・ドリー』が、公開9 日間で動員160 万人、興行収入は21 億円突破のヒットを飛ばしている。愛らしいキャラクターたちや、美しい映像だけでなく、“すぐに忘れてしまう”という欠点を受け入れ、前に進むドリーに励まされたという声も多い。アンドリュー・スタントン監督、アンガス・マクレーン共同監督に、作品に込められたメッセージを聞いた。

【動画】『ファインディング・ドリー』予告編

 全米の興行収入は、アニメーションのみならず実写を含む2016 年に公開した全ての作品においてNo.1 の記録を達成し、『アナと雪の女王』『シュレック2』の記録を塗り替え、全米アニメーション歴代No.1 の歴史的快挙を達成した。

 ここまで受け入れられた要因について、スタントン監督は「もちろんニモのおかげだよ。前作の『ファインディング・ニモ』が世界中の人に愛される作品であったこと、その恩恵は確かにあります。13年前に前作を観た世代が結婚して親になって子どもを連れて『ドリー』を観に来ている。新しい世代の人が見てくれた」と分析する。

 マクレーン共同監督は「自然界の影響も大きい」といい、「人は自然を見ることを好みますが、この映画での海、空の自然は映像技術の進歩により、美しい自然の映像を見せることができた。新しいキャラクターも紹介できたし、前作に負けない作品になったと思います」と自信をにじませた。

 今作では、忘れんぼうのドリーが、唯一忘れなかった家族の思い出を探すため、マーリン、ニモの親子と一緒に海の生物にとって禁断の“人間の世界”で大冒険を繰り広げる。

 前作に続き、今作でもドリーはいろんなことを忘れてしまうが、スタントン監督は「それは欠点かもしれないけれど、何も変える必要がないってドリーが気付くことがこの作品の大きいポイントになっている。誰しもが欠点を抱えていて、もしかしたらそのせいで新しいことを始めようとするのを止めているかもしれない。でも、“個性”として受け入れて、人と人は違うんだということを描きたかったんです」。

 6月に行われた来日記者会見の際にも「欠点はあるけど、その“ありのままの自分”を受け入れた時、心の平穏や自信を持つ事ができると感じてほしい」と話していたスタントン監督。その前向きな思いが幅広い客層の心に響き、多くの人の心を動かしている。

最終更新:7月28日(木)16時18分

オリコン

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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