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【オリコン】上半期「政治・経済・社会」系書籍がけん引も 市場縮小とまらず

オリコン 7月29日(金)4時0分配信

 オリコンは29日、2016年上半期(対象機関:2015年12月28日~2016年6月26日)の書籍売り上げをまとめた市場レポートを発表。市場全体の規模は前年同期比97.1%の5001.2億円と、09年に上半期市場規模調査を開始して以降の最低記録を昨年に引き続き更新。単行本はほぼ横ばいながらも、コミック、文庫が昨年をやや下回る結果となった。

【順位表】上半期「書籍」出版社別売上TOP20

 BOOK部門の当期売上額3115.5億円のうち、約7割を占める単行本は売上額2149.4億円、前年同期比99.9%とほぼ横ばいの実績となったが、新書(売上額169.5億円、前年同期比94.1%)、ムック(売上額552.8億円、前年同期比90.8%)が減少しているのが目立つ。ジャンル別では石原慎太郎『天才』、別冊宝島編集部編『田中角栄 100の言葉 日本人に贈る人生と仕事の心得』、佐藤美由紀『世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉』など「政治・経済・社会等」がけん引し、売上額157.2億円で前年同期比114.0%と2年連続で売上増となった。

 コミック部門は売上額1315.0億円、前年同期比96.9%とやや苦戦。『ONE PIECE』『進撃の巨人』といった、ここ数年一大ブームを巻き起こした作品の売上が落ち着いてきたことに加え、『暗殺教室』『東京喰種トーキョーグール:re』など、人気作品が前年同期に続き上位に入っているものの、その分をカバーするまでには至っていない。

 文庫部門も売上額570.7億円、前年同期比94.0%にとどまった。期間内で売上額1億円以上の作品が18作と、同37作だった前年同期から半減し、大ヒット作が少なかったことが要因のひとつと考えられる。一方、川村元気『世界から猫が消えたなら』、暁なつめ/三嶋くろね(イラスト)『この素晴らしい世界に祝福を!』、長月達平/大塚真一郎(イラスト)『Re:ゼロから始める異世界生活』など、Webやアプリといった基本的に無料のプラットフォームで連載していた小説を書籍化した作品が売上額TOP100内に19作ランクインするなど、新しい兆候も見えてきている。

 出版社別の書籍総合売上では、総売上額452.3億円、前年同期比101.5%のKADOKAWAが、09年の調査開始以来初の上半期1位を獲得。『僕だけがいない街』や『坂本ですが?』などヒットコミックの売上が前年同期比を110.4%に伸ばし、好調を示している。

最終更新:7月29日(金)4時0分

オリコン

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。