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4年連続で規模拡大 農業所得向上 6次化鍵に 15年、外食産業市場

日本農業新聞 7月28日(木)7時0分配信

 外食産業の市場規模が順調に拡大している。日本フードサービス協会がまとめた、2015年の外食産業市場規模は、前年比2.2%増の25兆1816億円。12年から4年連続で安定した割合で伸びている。課題となる農業所得向上には、単に農産物を外食企業に供給するだけでなく、自ら6次産業化に取り組んで外食需要を取り込んでいくことが、改めて重要といえそうだ。

 同協会の調査によると、15年の飲食店全体の市場規模は13兆4965億円(前年比2.1%増)。このうちファミリーレストランや専門料理店を含む「食堂・レストラン」は9兆6905億円(2.7%増)となった。

 また、ホテルや旅館などでの食事を指す「宿泊施設」では、インバウンド(訪日外国人)需要の増加が続き、2兆8665億円(4.6%増)となった。

 一方、持ち帰り弁当店や総菜店などの「料理品小売業」も顕著な伸びを見せている。15年の市場規模は7兆1384億円(5.4%増)で初めて7兆円台に乗せた。総菜などを持ち帰って家で食べる「中食」の需要拡大が背景にある。

 安倍政権は農業・農村所得の倍増を掲げている。鍵を握るのが6次産業化で、政府は成長戦略で20年までに市場規模を10兆円へ拡大する目標を打ち出している。

日本農業新聞

最終更新:7月28日(木)7時0分

日本農業新聞