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<14年の富津女性遺体>知人のベトナム男、強殺容疑で再逮捕 遺棄し現金引き出す

千葉日報オンライン 7/28(木) 11:56配信

 千葉県富津市笹毛の国道脇で2014年1月、ベトナム人女性の遺体が見つかった死体遺棄事件で、千葉県警捜査1課と富津署の特別捜査班は27日、女性を殺害しキャッシュカードを奪うなどしたとして強盗殺人と窃盗の疑いで、知人で同国籍のいずれも自称神奈川県秦野市鶴巻南2、型枠大工、トラン・ジュン被告(39)=死体遺棄などの罪で起訴=を再逮捕した。

 再逮捕容疑は、13年11月26日午後5時35分ごろから翌27日午後6時ごろまでの間、神奈川県内か周辺で、横浜市戸塚区汲沢町、同国籍で飲食店従業員、チン・ティン・タン・バンさん=当時(32)=を殺害してキャッシュカードを奪い、同月28~29日、計3回にわたり埼玉県吉川市内のコンビニで現金計60万円を引き出した疑い。

 同捜査班によると、トラン被告は「全く身に覚えがない」などと容疑を否認している。同捜査班では約2年6カ月間の捜査に延べ約3万8千人の捜査員を投入。関係者の聴取や現場資料、付近の防犯カメラの解析などを進め、チンさんが自然死などの内因死でないことなどから、トラン被告の犯行と断定した。

 同捜査班では、犯行は金目的で、チンさん殺害後に死体を遺棄し、使用した車を放置した後にコンビニで現金を引き出したとみており、今後殺害時刻や殺害場所、殺害方法を特定する。

 チンさんは13年11月から行方不明となり、14年1月に富津市富津市笹毛の国道脇の草やぶで遺体で見つかっていた。トラン被告は、関係のないベトナム人男性らを事件の犯人と名指ししたうその書面を富津署に送ったとして、昨年1月に虚偽告訴容疑で逮捕。同2月には、チンさんの遺体を放置したとして死体遺棄容疑でも再逮捕され、千葉地検は両罪で起訴していた。トラン被告は両罪についても否認している。

 トラン被告は27日午後2時15分ごろ、富津署に到着。水色のシャツに青いズボン姿で、左手で顔を隠しながら、捜査員の誘導に従い足早に署内へ入った。

最終更新:7/28(木) 12:25

千葉日報オンライン