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三菱自「いばらの道」、日産「予測しにくい」ー今期の業績はどうなる?

ニュースイッチ 7月28日(木)7時10分配信

4-6月決算をそれぞれ発表

 三菱自動車が27日に発表した2016年4―6月期連結決算は、当期損益が1297億円の赤字(前年同期は239億円の黒字)となった。燃費不正関連の損失は1323億円、特別損失は顧客への補償費用などで1259億円を計上した。営業利益は前年同期比75%減の46億円。4月20日―7月4日まで軽自動車の販売を停止した影響や、タカタ製エアバッグの市場措置費用135億円を計上したことなどが響いた。

 同日の会見で池谷光司三菱自副社長は7月の軽の受注は前年同月比2倍近い水準で推移するが、「失った信頼の回復はいばらの道。国内販売は当面厳しい見通しが続く」と述べた。

 国内販売は前年同期比43%減の1万台。うち軽は同67%減と大幅に落ち込んだ。海外販売は同14%減の21万台だった。北米や東南アジアで堅調に推移した。17年3月期連結決算予想は従来予想を据え置いた。不正対象の軽の販売再開後の7月5―25日までの台数は、同27%減の1084台だった。

 一方、同日に発表した日産自動車の2016年4―6月期連結決算の売上高は、前年同期比8・4%減の2兆6544億円、営業利益は同9・2%減の1758億円で、3年ぶりの営業減益となった。為替変動がコスト削減の増益効果を打ち消し減収減益だった。

 世界販売は同0・6%減の128万7000台。北米や西欧の販売が伸びたが三菱自動車の燃費不正問題を受けた国内販売減が足を引っ張った。コスト削減で729億円の増益効果があったが、メキシコペソ、ルーブル、など為替変動が912億円の減益要因となった。三菱自の不正問題の関連損失は三菱自から補償を受けたため業績に重大な影響はないという。

 17年3月期通期の業績見通しと販売計画は据え置いた。7月に不正対象車の販売を再開した。星野朝子専務執行役員は国内販売の見通しについて「(販売再開を)待っていた客がいて足元の注文は堅調だが、それ以降は予測しにくい」とした。

最終更新:7月28日(木)7時10分

ニュースイッチ