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【相模原事件】「私たちは懸命に生きている」 障害者や家族からのメッセージ

BuzzFeed Japan 7/28(木) 17:21配信

戦後最大級の大量殺人。標的となったのは、障害者だった。植松聖容疑者(26)は「障害者なんて、いなくなればいい」と口にしていたという。事件が、障害者やその家族、支援者にもたらした衝撃は計り知れない。【BuzzFeed Japan / 井指啓吾】

障害者向け共同作業所の連絡会「きょうされん」は、緊急声明を出した。

“事件は、日本各地に大きなショックをもたらしました。とりわけ障害のある当事者や家族、関係者の受けた衝撃、そして不安や悲しみは言葉であらわすことができません。”

知的障害者と保護者でつくる「全国手をつなぐ育成会連合会」からは、2つの声明が出た。一つは社会に対して。

“私たちの子どもは、どのような障害があっても一人ひとりの命を大切に、懸命に生きています。そして私たち家族は、その一つひとつの歩みを支え、見守っています。事件で無残にも奪われた一つひとつの命は、そうしたかけがえない存在でした。(中略)
国民の皆様には、今回の事件を機に、障害のある人一人ひとりの命の重さに思いを馳せてほしいのです。そして、障害の有る無しで特別視されることなく、お互いに人格と個性を尊重しながら共生する社会づくりに向けて共に歩んでいただきますよう心よりお願い申し上げます。”

もう一つは、障害のある人たちへ。

“容疑者は「障害者はいなくなればいい」と 話していたそうです。
みなさんの中には、そのことで 不安に感じる人も たくさんいると思います。
そんなときは、身近な人に 不安な気持ちを 話しましょう。
みなさんの家族や友達、仕事の仲間、支援者は、きっと 話を聞いてくれます。
そして、いつもと同じように 毎日を過ごしましょう。
不安だからといって、生活のしかたを 変える必要は ありません。
障害のある人もない人も、私たちは 一人ひとりが 大切な存在です。
障害があるからといって 誰かに傷つけられたりすることは、あってはなりません。
もし誰かが「障害者はいなくなればいい」なんて言っても、
私たち家族は 全力でみなさんのことを 守ります。
ですから、安心して、堂々と 生きてください。”

これらのメッセージは、ソーシャルメディアを通じて、多くの人にシェアされている。

BuzzFeed Newsは、都内のきょうされん本部事務所を訪ねた。

本部には、全国からひっきりなしに相談が寄せられているという。事件の報道を見た保護者からの不安の声に、どう対応すべきか。

藤井克徳・専務理事は「施設の元職員が利用者を殺めたという報道を見て怯えたり、『自分たちの施設の職員は大丈夫か』と不安を覚えたりする方々がいます。ショックを受けて調子を崩した利用者もいると聞いています」と話す。

対策をとるため、それらの状況に関する聞き取り調査を続けている。その反応や感想は声明にまとめ、来週の半ばにも発表する予定だという。

事件はどのような影響を及ぼしているのか。また、障害のある人たちやその家族を支えるために、社会に何ができるのか。藤井氏に、改めて聞いた。

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最終更新:7/29(金) 9:13

BuzzFeed Japan