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メール誤送信は防げるのか?NTTソフトウェアが人間工学の知見応用

日刊工業新聞電子版 7月28日(木)13時1分配信

 NTTソフトウェア(東京都港区、山田伸一社長)は、メールの誤送信を防ぐソフトウエアをバージョンアップする。メール送信時に確認画面を表示することで誤送信を防ぐ仕組みで、今回は確認画面に人間工学の考えを導入し人的ミスを減らす。重要な確認項目を視認しやすくしたり、初めて送る宛先を警告色に変えたりするなどの工夫を凝らした。

 NTTソフトウェアが発売するのは、メール誤送信ソフトウエア「CipherCraft/Mail7(サイファークラフトメールセブン)」。メール送信時の確認画面に、人間工学に基づいた「知覚」「認知」「操作」の考えを取り入れた。9月末に発売する。

 具体的には、確認画面の情報量を最低限に絞り、文字サイズなど視覚的に確認しやすくした。さらに、初めて送る宛先を色などで判別したり、同じ会社をまとめて表示したりするなど思い込みによる誤送信を防ぐ対策を施した。

 慣れによる操作で誤送信が起きる可能性もある。また同じような確認を繰り返すと、重要な確認を忘れてしまいがちになる。そこで誤送信のリスクを自動判別し、リスクが低い場合は確認画面を表示せず、誤送信の確率が高い場合は画面を表示するようにした。

 価格は永年使用のライセンス購入が50ユーザー当たり24万5000円(消費税抜き)から。利用期間に応じて使う場合は年8万円(同)から。

 同社は2003年からメール誤送信ソフトウエアの販売を始めている。現在までに金融やIT、製造、自治体など約1300社の顧客を持っている。

 メール誤送信は企業にとって機密情報の漏洩(えい)など重大な事故につながりかねない。人間の行動パターンを踏まえ、確認画面を大幅に改良することで、企業のメール誤送信を防止する。

最終更新:7月28日(木)13時1分

日刊工業新聞電子版