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中国、鉄鋼業などの1~6月利益が前年比8割増

鉄鋼新聞 7/28(木) 6:00配信

 中国・国家統計局が27日に発表した鉄鋼業を中心とする「黒色金属業」の1~6月累計利益は、前年同期比83・6%増の690億3千万元(約1兆1千億円)だった。

 売上高は6・5%減の2兆9798億1千万元と減収だったが、原料コスト下落と鋼材販価の上昇でマージンが改善した。
 1~5月累計と比べると、6月単月では利益が130億元上乗せされた。前年同期に比べ鉄鉱石価格が約10ドル値下がりした一方、中国内の鋼材市況は200~300元ほど値上がりしており、増益基調は維持した格好だ。
 しかし5月に市況が400~500元ほど下落したため、5月単月で上げた約200億元の利益に比べると6月の増益幅には陰りが生じている。鉄鉱石コストが下がらなくなり、鋼材市況も7月に一時は上伸を見せたが先週には下落へ転じるなど一進一退の情勢だ。下期には減益基調へ転じる可能性もあり、中国ミルに販価の下げ余地はないとみられている。
 黒色金属業は中国の産業定義で、鉄鋼のほかマンガンやクロムの精錬、圧延・加工業を含めたもの。

最終更新:7/28(木) 6:00

鉄鋼新聞