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車線が無くても前車を追従!メルセデス・ベンツ 新型Eクラスに搭載された「ドライブパイロット」【徹底解説】

オートックワン 7月28日(木)19時37分配信

近日、「自動運転」が話題に上る機会が多くなってきている。

日産は2016年7月13日に「自動運転技術/プロパイロット」を発表。8月下旬に発売する次期セレナに搭載される予定だ。一方、テスラ モデルSのオーナーが「オートパイロットモード」で走行中、死亡事故を発生させたとも報じられた。自動運転を巡り、さまざまなニュースが飛び交っている。

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とはいえ、自動運転は移動をラクにするだけでなく、さまざまな効果が期待できる。道路インフラと協調すれば、ドライバーのミスを補って交通事故を防止したり、交通の流れを円滑にコントロールすることで環境性能も向上する。体の不自由な人が1人でクルマに乗って移動できれば、究極的な福祉車両にもなり得るだろう。

自動運転はクルマが持つ数々の課題を解決する手段でもあり、国を挙げて研究開発が進められている。

だが注意したいのは、現時点で採用されている機能は、メーカーや車種を問わず「自動運転ではない」ことだ。

普及促進を図る目的で、自動運転を頂点とした複数の技術的なレベル(段階)を設けているが、実用化された内容をユーザーの立場で見れば「運転支援」になる。ドライバーが一切の操作を行わず、クルマに任せて運行できる自動運転ではない。

この点を踏まえた上で、どこまで高度な運転支援を可能にできるかが車種選びを含めた注目点だろう。

そして今後関心を集めそうなのは、2016年7月27日に発表された新型「メルセデス・ベンツ Eクラス」に搭載された「ドライブパイロット」と呼ばれる安全運転支援システムだ。

車線を検知できずとも前車を追従する機能を搭載

ドライブパイロットで注目したいのは「ステアリングの支援機能」だ。

路上に引かれた車線や先行車両を検知しながら追従走行するのは日産のプロパイロットと同様だが、新型Eクラスのシステムでは、車線を検知できない状態にも対応した。条件の悪い路面でもステアリング/アクセル/ブレーキが制御され、先行車に追従して走る。

センサーは前後にミリ波レーダー、前方にはアイサイトなどと同じく2個のカメラを備える。視野角度が広く、車線を検知できない時は、ガードレールのような道路と平行して設置された構造物などを基準に追従走行する仕組みだ。この制御は、ドライバーの運転に近いと思う。

運転中も車線は視野に入っているが、対向車線や周囲の風景まで含めて道路全体を見ている。そのために工事などによって車線が途切れても、戸惑うことなく走行できる。

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最終更新:7月28日(木)19時37分

オートックワン