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【ブラジル】軍警が元上議を拘束 強制執行妨害で=サンパウロ

サンパウロ新聞 7月28日(木)3時29分配信

 元連邦上院議員で今年4月1日までサンパウロ市人権・市民局長を務めていたエドゥアルド・スプリシー氏(75、PT)が25日、サンパウロ市内西部の市有地に暮らす不法占拠者らを排除する強制執行に反対する抗議行動参加後に軍警察によって身柄を拘束された。スプリシー氏は第75管区警察署に連行され、約3時間後の午後2時半に釈放された。

 同日付伯メディアによると軍警察は、裁判所の執行官の命令に従わず、警官らによって現場から排除されなければならなったために同氏は拘束されたとしている。スプリシー氏は強制執行を妨げるために路上に横たわり、その後、軍警官らによって連行された。

 事情聴取後、スプリシー氏は報道陣に対し、警官隊と住民らの衝突を回避するために路上に横たわったのだと警察に話したと説明。「盾を持って前進している軍警官のグループ、そしてそのすぐ後ろにはパワーショベルが進んで来ていた。その反対側には少なくとも80人の住人達がいた」と話した。

 スプリシー氏は身柄を拘束されたすぐ後に、自身のフェイスブックページに「アルキミン政権の軍警察の凶暴さは受け入れがたい。もし元連邦上院議員に対してそれをするならば、支援を必要としている人々を苦しませるものが一体何なのかを想像しなさい」と書き込み、その後さらに「起こるところだった暴力行為を防ぐためだった」と自身の行動を説明する動画を投稿した。

 この件に関し、サンパウロ州政府の官房局は「土地の所有者であるサンパウロ市役所によって要求された裁判所命令による強制執行を妨害するために、エドゥアルド・スプリシー元上議が(その土地に暮らす)家族らの脆弱性を利用したことは残念だ」との声明を発表した。

 スプリシー氏は今年10月に行われる市議会議員選挙に出馬するためにサンパウロ市人権・市民局長の職を今年4月に辞した。

サンパウロ新聞

最終更新:7月28日(木)3時29分

サンパウロ新聞