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売れないApple Watch…このままスマートウォッチは消えるとの悲観論も

ギズモード・ジャパン 7月28日(木)22時40分配信

まだ「Apple Watch 2」に期待してるんだけど…。

Appleは、昨年発売した「Apple Watch」の正確な販売台数を明らかにしてきませんでした。しかしながら、このほどIDCが独自に販売チャネルからのデータを集計してリリースした「IDC Worldwide Quarterly Wearable Device Tracker」レポートによると、非常に厳しい失速ぶりが明かされていますよ。

同レポートは、サードパーティー製のアプリが動くスマートウォッチの販売台数を全世界で集計。2016年第2四半期(4~6月期)におけるスマートウォッチの総販売数は約350万台となりました。そのなかでもトップを占めたのは、Apple Watchで、全体の47%となる160万台を売り上げたとのことですね。

このデータだけを目にすると、さすがはAppleのスマートウォッチが断トツの売れ行きだと感じるかもしれません。でも、前年同期比では55%減という急ブレーキの販売台数に終わっています。実は今回の最新集計で、Appleを追う、2位以下のSamsung、Lenovo、LGが、いずれもスマートウォッチの販売数を大きく伸ばしていたのとは非常に対照的です。

“ いまだ市場は初期の段階にある。それゆえに、もう少し時間をかけて見守ろうではないか。より優れたアプリケーションが登場し、(母艦となる)スマートフォンとのペアリングが不要で、通信機能を単体で備えるスマートウォッチが販売されるのを待つのもよいだろう ”

IDCアナリストのRamon Llamasは、大失速したスマートフォン市場レポートの発表に合わせ、このようなコメントを出しています。最大シェアを占めるApple Watchの売上が急速に落ちたため、スマートウォッチ全体の販売台数も、前年同期比32%減に終わってしまいました。この販売数は、Appleが昨年のApple Watch発売後3カ月で達成した販売台数(約360万台)よりも少なく、深刻な市場の頭打ちを示すものともなっているようですね。

なお、Apple Watch 2なる新モデルのリリースで、市場が持ち直すとの楽観論が唱えられる裏で、もはやスマートウォッチは今後数年でニッチな市場へ逆戻りする可能性があるとの悲観的な見方まで出ているようです。たとえば、Samsungは、スマートウォッチの新モデルをリリースしてはいますが、その販売台数は、いずれも初代の「Galaxy Gear」が初期出荷で優に100万台を突破した勢いに、まったくおよばない不人気ぶりなんだとか。

つまりは、このままApple Watchがバージョンを重ねて新モデルを出し続けても、昨年の滑り出しをさえ上回ることはできない? そんな残念な予測も流れているみたいですよ。通信機能のみならず、写真や動画の撮影と多彩なゲームアプリのおかげで伸びてきたスマートフォンとは異なり、そのいずれの成長要因も持たない現状のスマートウォッチでは、今後も爆発的な成長は望めないというシビアな指摘まであります。

せっかく使ってみたのに、Apple Watchなんて不要だとさじを投げてしまったユーザーさえいるみたいです。残念ながら、新たな起爆剤でも投入されなければ、iPhoneの不振を補う製品カテゴリとして、Apple Watchが順調に伸びていく展開は想像しにくいということでしょうかね~。

source: The Star Online via Seeking Alpha

最終更新:7月28日(木)22時40分

ギズモード・ジャパン

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