ここから本文です

完成20年、南紀用水改修へ

紀伊民報 7月28日(木)16時46分配信

 近畿農政局は、和歌山県みなべ町や田辺市の果樹園に配水するかんがい施設「南紀用水」の劣化が激しい部分を、本年度から4年間かけて改修する。老朽化しているためで、残りの部分も劣化が進めば検討する。

 南紀用水は、みなべ町の南部川から取った水を同町の南部、上南部両地域と田辺市の芳養谷、稲成町、秋津町の一部に広がる梅やミカン畑1552ヘクタールに配水する施設で、1973年から95年にかけて整備した。関係する農家でつくる南紀用水土地改良区が近畿農政局から委託を受けて運営しており、かんがいだけでなく、防除の省力化にも貢献している。みなべ町東神野川にある島ノ瀬ダムでは小水力で発電もしている。

 完成後20年以上たち、ポンプの故障で配水ができなくなる事例もあり、施設の維持管理に多大な費用と労力を要している。取水地の老朽化も進んでおり、今後、安定供給に支障が出ることが予想されることから、施設の改修を計画した。

 4カ所あるポンプのうち、みなべ町東本庄にある「東本庄揚水機場」の電動機や弁などの部品を交換。近くの南部川にある取水地「辺川頭首工」ではせき表面のコンクリートを張り替えるとともに、ゲートの操作盤の交換などをする。同町西本庄の土地改良区事務所に設置されている遠方監視装置の交換もする。総事業費は6億5千万円。

最終更新:7月28日(木)16時46分

紀伊民報