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「石文化」奈良で披露 石川の石を彫ろう会、8月ライトアップ

北國新聞社 7月28日(木)2時37分配信

 「石川の石を彫ろう会」(金沢市)は8月、奈良市の奈良公園で、金沢の戸室石や小松の滝ケ原石、日華石を使った彫刻を展示する。公園のライトアップ行事の一環で、徽軫灯籠(ことじとうろう)などを模した作品を並べ、金沢の庭園文化や日本遺産「小松の石文化」を全国に発信する。

 「石川の石を彫ろう会」は石材だけを使った彫刻サークルで、全国でも珍しい。20~70代の会員約40人が金沢市民芸術村で彫刻を制作し、展覧会で披露している。

 奈良公園では毎年、日本石材産業協会奈良県支部が、石材を使ったライトアップイベント「石あかりの小径(こみち)」を開催する。今年2月に協会石川県支部を通じて彫ろう会に参加依頼があった。

 石川の石は、彫刻に主に使われる御影石と比べて軟らかく、細微な細工が施せるという。石川県内の石材組合の協力を得て、会員は金沢城の石垣に使われていた戸室石をはじめ、小松市の石切り場から採取した滝ケ原石や日華石を使って制作した。

 作品は高さ30~90センチで、灯籠を担いだ鬼、ヨーロッパの古城、ハートマークなどをかたどっている。30日に奈良公園に23点を搬入し、8月5~14日、公園内の奈良公会堂庭園路に展示する。

 彫ろう会顧問の彫刻家作内宣夫さん(71)=金沢市北安江4丁目=は「石川に根付いた石の文化を県外に伝え、伝統工芸を継承していきたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:7月28日(木)2時37分

北國新聞社