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沖縄の塩×熊本のもち米=おかきで復興支援

沖縄タイムス 7月29日(金)10時16分配信

 土産菓子の製造・販売を手掛けるナンポー(那覇市、安里正男社長)と、熊本県で総合菓子食品卸業を展開する木村(熊本市、木村光男社長)は、沖縄の塩と熊本のもち米を使った新商品「沖縄揚げもちおかき」を共同開発した。木村が熊本の工場で生産し、ナンポーが新たな沖縄土産として8月から売り出す。熊本地震の継続的な復興支援と位置付け、定番化していく考えだ。(政経部・長浜真吾)
 両社の連携の話が持ち上がったのは5月。ナンポーが熊本地震の支援を検討していたところ、安里睦子常務が「製造業は仕事がないことがつらい」と聞きつけたのがきっかけだった。九州の取引先に、あられなど米菓子メーカーの木村を紹介してもらい、担当者が来県して商談が始まった。
 沖縄と熊本の素材、両社の強みを生かせる商品開発を検討。沖縄を訪れる外国人観光客(インバウンド)が増えていることを踏まえ、日本的な「おかき」を選択。熊本県産のもち米と「北谷の塩」を使い、エビ、ホタテ、イカ3種の素材も取り入れ、全体をバターしょうゆ味に仕上げた。
 インバウンドには日本らしい土産品として、せんべいなどが人気だが「沖縄には米菓が少ない。海鮮味もイメージしやすく、新たな商材として受け入れられる」(安里常務)との見立てもあった。
 木村の甲佐工場は熊本地震の影響で生産ラインや排水設備が損壊し、約2週間稼働できない状態が続いた。
 木村嘉宏副社長は「商品開発・販売という形の支援は初めて。安定的に売り上げが見込めるので、とてもありがたい」。同社は焼酎を使った和菓子も製造しており「泡盛を使った商品開発も考えられる。双方の強みや視点を生かし、連携を深めたい」と話している。
 商品には両社のロゴマークも入れ、コラボをアピール。1袋20グラムのパックが3種・3個ずつ入った箱タイプが税込み1080円、1袋100グラム入りが同495円。問い合わせはナンポー、電話098(867)7902。

最終更新:7月29日(金)10時16分

沖縄タイムス