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【ムエマラソン】日本の希望・カイトが接戦を制して初防衛に成功

イーファイト 7月29日(金)23時58分配信

「TOYOTA Hilux Revo Superchamp in Japan」(7月29日 東京・ディファ有明

【フォト】初防衛に成功したカイトが笑顔でベルトを腰に巻く

▼第11試合 プロムエタイ協会フライ級タイトルマッチ 3分5R
○カイト・ウォーワンチャイ(福田海斗/ウォーワンチャイジム/キング・ムエ/プロムエタイ協会フライ級王者)
判定3-0 ※49-48、49-48、50-48
●トゥカタ―ペット・ソー.ギヤットニワット(タイ/Thai Insurance 8人トーナメント王者/挑戦者)
※カイトが初防衛に成功。

 カイトはタイを主戦場とする高校生ファイターで、昨年12月8日にタイ人以外では史上初のプロムエタイ協会王者となる快挙を達成。その実力はムエタイの本場タイでも認められている。今回が初防衛戦となり、挑戦者のトゥカターペットはパンチ&ローキックを得意とするファイタータイプ。

 1R、上背でかなり優るカイト(カイトは180cm、トゥカターペットは160cm)は前蹴りを多用して入らせないようにするが、トゥカターペットは強気にパンチやヒジで入り込んでくる。トゥカターペットの右ローに右ストレートを返すカイト。終盤にはヒザも入れた。

 2Rになると一気にスピードを上げたトゥカターペットの鋭いパンチが繰り出される。カイトはヒザ蹴りで応戦。強烈なパンチに脅かされるカイトだが、左ヒザを何度も入れて首相撲からのヒザ蹴りも連打。

 3R、首相撲に持ち込んだカイトはヒジ、ヒザを次々と放つ。トゥカターペットは組まれ際に左フックをヒット。さらにカイトの蹴り足をキャッチすると強引に押し倒す。首相撲になるとヒザを蹴るのはカイトだが、トゥカターペットにバランスを崩されて転倒させられる場面(ムエタイでは減点対象)が目立った。

 4R、ヒザを蹴りに行くと左フックを被弾してバランスを崩すカイト。パンチで前へ出て右ヒジをヒットさせ、首相撲からのヒザに持ち込む。ヒザを的確に当てていくカイトだが、首相撲でコカされてしまう。それでもパンチで前へ出てヒザを蹴るカイト。

 5R、カイトが前へ出て蹴り足をキャッチしての右ストレート、飛び込んでのヒザ蹴りと攻める。しかし、トゥカターペットは勝利を確信してか距離を取り、ガードを固めてディフェンス一辺倒の姿勢。それでもカイトは攻めの姿勢を崩さない。

 勝敗は判定にもつれ込み、判定3-0でカイトが勝利。日本での初防衛に成功し、カイトは満面の笑みでベルトを腰に巻いた。

 転倒させられる場面が多かったカイトが負けていたのではないかとの声も場内にはあったが、カイトのセコンドに就いた佐藤孝也会長は、「コカされたのが判定にどう影響するのか心配でしたが、攻撃を伴っていないコカしはポイントになりにくいそうです。攻めているのはカイトで、相手は下がってただコカしていただけなので。それとスタミナ切れしているのが明らかだったので、それはムエタイではマイナスポイントになります。だから接戦でしたが、カイトの負けはないと思っていました」と説明。

 カイト自身も、「3Rにコカされたのが心配でしたが、ヒザ蹴りが入って相手がバテていたのと、5Rは前蹴りがいい感じに入っていたのでこれは大丈夫だと思いました」と 執拗なヒザ蹴りによる相手のスタミナ切れで自分の勝ちを予想していたという。

 日本での防衛に成功したカイトだが、「本当はタイで防衛戦をやりたかった」と意外なコメント。その理由は「タイの方がやりやすい。日本の方が緊張する」と、タイを主戦場としている選手らしい理由だった。佐藤会長によればフライ級はもう減量が苦しいため、次回の試合からは一階級上げさせるつもりだとのこと。カイトも「もうそろそろ上げたい。今年に入っての不調はそれ(減量苦)もあると思います」と語った。

最終更新:7月29日(金)23時58分

イーファイト