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【ドイツ】VW、上半期は21.7%減益:排ガス不正で22億ユーロ引き当て

NNA 7月29日(金)9時0分配信

 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は28日、上半期(1~6月)の営業利益が53億3,900万ユーロとなり、前年同期比21.7%減少したと発表した。うち主力の「VW」ブランドは4割近く減ったほか、排ガス不正問題に絡んで21億7,800万ユーロを引き当てたことが響いた。
 営業利益率は4.9%と、1年前から1.4ポイント低下した。特別損益を除いた営業利益は75億1,700万ユーロと7.5%増加。うち「VW」は38.3%減ったほか、高級車アウディも8.5%落ち込んだ。一方、ポルシェは7.8%拡大。チェコ子会社シュコダは31.2%、スペイン子会社セアトは78.8%それぞれ伸びている。
 売上高は0.8%減の1,079億3,500万ユーロ。税引き後利益は36.8%減って35億7,900万ユーロだった。
 マティアス・ミューラー最高経営責任者(CEO)は「特別損失を考慮すれば、上半期は満足のいく結果だった」と評価。2025年までの新事業戦略に基づいた変革を推し進めると強調した。通期については、最大5%の減収と特別損益を除いた営業利益率が5~6%になるとの見通しを維持した。
 排ガス不正問題をめぐっては先に、違法ソフトウエアを搭載していた排気量2リットルのディーゼル車をめぐる147億ドルの和解案を、米カリフォルニア北部連邦地方裁判所の裁判官が暫定承認している。これを受け、VWは米国内の問題車両47万5,000台のリコール(無料の回収・修理)や買い取り、オーナーへの補償に向けた作業を開始する。[環境ニュース]

最終更新:7月29日(金)9時0分

NNA