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SIMフリーはOK?――「ポケモンGO」を遊べるスマホ、遊べないスマホ

ITmedia Mobile 7月29日(金)6時25分配信

 日本でのリリースから一大ブームを巻き起こしている位置情報ゲーム「ポケモンGO」。アプリ自体は無料で、対応するスマートフォンを持っていれば誰でも気軽に遊べるのが魅力だが、「どのスマホで遊べるのか」は、実際にインストールしないと分からないことがある。公式の条件を満たしていても対応していなかったり、対応していても一部機能が制限されたりする場合がある。公式、非公式を含めた対応機種をまとめた(記事の情報は2016年7月28日時点のもの)。

【ポケモンGOの対応機種】

●iPhoneは5以降、Androidは4.4以降+メモリ2GB以上が対応

 まず基本的な情報として、ポケモンGOを利用できるのはiOSかAndroidを搭載したスマートフォンのみ。フィーチャーフォンでは利用できない。

 対応しているOSバージョンはiOSが8以降で、iPhone 5、5c、5s、SE、6、6s、6 Plus、6s Plusで利用できる。iPhone 4S以前のモデルでは利用できない。

 AndroidはOSが4.4以降で、かつ2GB以上のメインメモリ(RAM)を搭載していることが条件となる。ポケモンGOの公式サイトには動作確認済みの機種が明記されているが、AQUOS、arrows、Galaxy、Xperiaなど大手キャリアが扱っているモデルがほとんど。例えばAQUOS ZETAはSH-01G以降、arrows NXはF-01F以降、Galaxy SはGalaxy S4以降、Xperia ZはXperia Z1以降が対応する。NexusシリーズはNexus 4以降が対応する。

 公式サイトに明記されていなくても、Android 4.4以降でメモリが2GBあれば利用できるはずだが、例外もある。例えばシャープ端末の場合、「AQUOS ZETA SH-04F」(2014年5月発売)はアプリをダウンロードできない。シャープはAndroid 4.4以降+2GB以上のメモリ搭載モデルのポケモンGO対応状況をサイトで公開しており、SH-04F以外は動作確認が取れている。ちなみに、ポケモンGOが配信された7月22日に、シャープの一部機種でダウンロードできない問題が起きていたが、22日18時には解消されている。

●SIMロックフリースマホの対応状況

 ポケモンGOの公式サイトに明記されていないSIMロックフリースマートフォンの対応状況はどうなっているのか。この点については、IIJ、BIGLOBE、楽天、NifMoなどのMVNOが公開している動作確認済み機種の情報が参考になる。下記リストは、MVNOが公開している情報と、メーカーに確認した情報に、編集部で独自に確認した情報を加えたもので、公式に動作保証されているわけでないことは留意したい。

 ポケモンGOを利用するにはOSを最新バージョンにしないといけない場合もあるので、ダウンロードできない場合は、OSが最新かどうかを確認しよう。

動作確認が取れておりARも利用できる

・富士通……arrows M02、arrows M03
・FREETEL……KIWAMI(極)、REI(麗)
・Huawei……Ascend Mate7、HUAWEI P9、honor6 Plus、Mate S、P8max
・Motorola……Moto G4 Plus
・シャープ……AQUOS SH-M01、AQUOS SH-02、AQUOS mini SH-M03
・ソニーモバイル……Xperia J1 Compact
・TCL……ALCATEL ONETOUCH IDOL 3
・ZTE……AXON mini、Blade S(g03)、Blade S6、Blade S7(g05)、Blade V580

 この中で現在2万円台(税別)で購入できるのは、arrows M02、REI(麗)、honor6 Plus、ALCATEL ONETOUCH IDOL 3、Blade V580。ポケモンGOを利用できるスマホとしては、コスパの高いモデルといえる。

動作するがARは利用できない

・Acer……Liquid Z530
・HTC……HTC Desire 626
・Huawei……HUAWEI P8 lite、HUAWEI GR5、HUAWEI P9 lite

動作確認中でARは利用できない

・FREETEL……MIYABI、Priori3 LTE、MUSASHI

対応していない

・Acer……Liquid Z330
・ASUS……ZenFone 5、ZenFone 2、ZenFone 2 Laser、ZenFone Selfie、ZenFone Go、ZenFone Max、ZenFone Zoom
・富士通……ARROWS M01
・Huawei……HUAWEI Y6
・ZTE……ZTE Blade E01、ZTE Blade L3(g01)

●ジャイロセンサーなしではARモードを楽しめない

 ポケモンを捕獲する際は「ARモード」に切り替わり、カメラが捉えた現実の世界にポケモンが登場する。このARはスマホの傾きを検知するジャイロセンサーを搭載していないと利用できないので、ジャイロセンサー非搭載スマホでは、ARなしでポケモンを捕獲することになる。AR以外の機能は利用できるはずだが、ポケモンGOの楽しみが少し薄まってしまう。ほかに、FREETELの「MIYABI」「Priori3 LTE」「MUSASHI」もジャイロセンサー非搭載のためARは利用できず、ポケモンGOの対応については「確認中」(プラスワン・マーケティング)とのこと。

 自分のAndroidスマートフォンがジャイロセンサーを搭載しているかは、「内蔵センサー」「Sensor Kinetics」などのアプリから確認できる。アプリを起動して前者は「ジャイロセンサ」、後者は「ジャイロスコープ」の項目にセンサー名が表示されていれば、対応していることが分かる。

●ZenFoneシリーズは壊滅的

 前ページの「対応していない」機種には、メモリが2GB未満、そもそもアプリをインストールできないものが含まれる。特に厳しいのがZenFoneシリーズ。メモリが2GB以上ながら、ZenFone Go、Max、5はポケモンGOをインストールできない。

 IntelのAtomプロセッサを搭載している端末は公式に対象機種から外されており、スマートフォンでは「ZenFone 2」と「ZenFone Zoom」が該当する。ただ、ZenFone 2/ZoomでGoogle PlayからポケモンGOをインストールして起動することはできた。起動すると、他のスマホと同じように現在地のマップが表示されるが、フィールドにノイズのようなものがチラチラと走っており、ずっと見ていると目が疲れる。ARモードやポケストップでのアイテム入手などは問題なく行えたので、ゲームをプレイできないわけではないが、マップの表示を見ると「対応している」とは言い難い。

●タブレットでポケモンGOは遊べる?

 iOSとAndroidいずれも、タブレットでの利用は保証されていない。また、GPSを搭載しない端末やWi-Fiのみ対応している端末の動作も保証されない。そのため、iPadやAndroidタブレット、iPod touchは動作保証外となる。

 試しに手元にある「iPad Air」と「ZenPad 8.0」のWi-FiモデルにポケモンGOをインストールして起動してみた。

 iPad Air Wi-FiモデルはGPSに対応していないため、起動しても「GPSの信号をさがしています」の表示が消えず、ポケストップやポケモンをタップしても反応しなかった。現在地は問題なく表示されたのだが、これでは遊びようがない。GPSの搭載は必須であることがあらためて分かった。

 ZenPad 8.0はGPSを搭載しているので、ポケストップでのアイテム入手やポケモンの捕獲はできたが、ZenFone 2と同様にAtomプロセッサを搭載しているためマップにノイズが入ってしまった。またジャイロセンサーを搭載していないためARモードも利用できなかった。

 ジャイロセンサーよりもGPSに対応していない方が致命的だが、少なくともGPSが搭載されていれば、タブレットでも多くの機種で遊べそうだ。

最終更新:7月29日(金)18時4分

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