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『逆転オセロニア』参戦のGACKTに独占インタビュー! ゲームにまつわる豪快&驚愕エピソードも続出

ファミ通.com 7月29日(金)15時1分配信

文・取材:編集部 立花ネコ、撮影:カメラマン 永山亘

●独自のゲーム論から、○○を借りた驚きのエピソードまで
 DeNAが配信中のスマートフォン用ドラマチック逆転バトルゲーム『逆転オセロニア』にて2016年8月1日(月)18時よりスタートするイベント“最凶!ルエド”で、GACKT演じる“魔天・ルエド”が参戦! 今回ファミ通.com取材班はその収録現場に潜入取材を敢行。Web番組の企画で『逆転オセロニア』のファンになったというGACKTに、同作の印象や、驚きのゲームエピソードを直撃した!

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●演じた魔天・ルエドは「ヤなヤツ」?
――ボイスの収録お疲れさまでした! まずは、GACKTさんが『逆転オセロニア』へ出演することになったきっかけをお聞かせいただきたいのですが……。
GACKT 『逆転オセロニア』というおもしろいゲームがあると聞いて、実際に彼ら(DeNAの開発陣)に来てもらって、説明を聞きながら初めて番組収録(※)をやったんだよね。おもしろいとは聞いていたけれど、思った以上におもしろかった(笑)。

※ネスレ日本が展開する、365日毎日19時に更新されるWeb番組“GACKTなゲーム!?帰ってきたガメセンテル”。GACKTがさまざまなゲームタイトルを実況プレイする。『逆転オセロニア』編は、2016年5月に公開された(こちら)。

――『逆転オセロニア』編は、全12回という長期シリーズになりましたね。
GACKT 盛り上がっちゃってね(笑)。「これは確かに売れるな」って思った。最近はハードの性能がよくなったことが影響して、すごくお金をかけてひとつのゲームを制作するようになっているよね。それがオリンピックのようで、あんまり好きじゃないんだよ。“つぎはあそこのゲーム会社を超えなきゃ”っていうのをくり返していくと、結局ゲーム業界自体が破綻する。そうやってこの10年間で破綻した会社って相当あると思うんだよ、大きな会社も含めて。この5年くらいの間で、そこからもう1回、本来の“何がおもしろいのか”っていうところにやっと立ち返れたんじゃないかなぁ。それをスマホの普及が後押ししたと言えるかもしれない。この小さい機体のなかに、どうやってアイデアを詰め込むかっていうことだよ。凝れば凝ったぶんだけ重たくなって、動かなくなってしまうし。

――スマホ向けタイトルをどこまでハイスペックにするかというのは、また難しいところですね。
GACKT それじゃあ、あまり意味がなくて、だったらクオリティーの高いハードで作ればいいわけで。そうではなくて、アイデアで評価、勝負できるようなところにやっと立ち返れたと思うし、本来の日本人が持っている特徴って、ボクはそこだと思うんだよ。

――アイデア勝負ですか。
GACKT なんでもおもしろいものを作れる、遊びのクリエイトができるということが日本人の特徴だよ。だから、マンガにしてもアニメしても、子どもも大人も含めておもしろいと思えるものを作ることができるのが日本人の良さだったのに、15年くらいの間でなぜかオリンピック的な方向に行ってしまった。もったいない。

――そういった“遊びのクリエイト”において『逆転オセロニア』は優れていた、と。
GACKT 感じるよ、すごく。アイデアをゲーム化しておもしろさを提供できるっていうのはすごく大切なことで、“こういう発想でゲームができるんだ”ということを知って、クリエイターの子たちが、同じ発想を持ってくれればうれしい。

――『逆転オセロニア』というゲーム自体のおもしろさも、そういった発想力にあるということでしょうか。
GACKT ボクはおもしろいゲームにはいくつか必要条件があると思っていて。それは操作性が簡単、ルールが非常にシンプル、アイデアが突飛ではないとか。

――“突飛”と言うよりは、“ひねりの効いている”アイデアというニュアンスでしょうか。
GACKT そう。このいくつかの条件が揃ったときに、「おお」って唸るおもしろさが生まれると思うんだ。それから、シンプルだからこそずっと継続して遊べるっていうところかな。難しすぎると飽きる、ゲームって。シンプルなものを、さらにうまく、極めていくために時間を使わせることが、ゲームとしてヒットする条件ではないかな。

――なるほど。では番組で取り上げたことがキッカケで、実際に出演が決まったと。
GACKT やってみておもしろかったから、番組で「キャラクターの声優の話があったらやるよ」って言ったことがきっかけだよ(笑)。
仁平理斗氏(※) びっくりしました(笑)。そこまで言われたら作らなければな、と(笑)。
※同席していたDeNA『逆転オセロニア』プロデューサー。

――魔天・ルエドにはそんな誕生秘話が(笑)。
GACKT オファーが来たときは、「本当に来ちゃったよ」って(笑)。
仁平氏 番組でカットされていなかったので、これはもう、ぜひやらせていただきたいと思いまして。
GACKT 約束は守るよ。

――このスピード感がスマホゲームならではだと思います。
GACKT でもね、スマホゲームだからスピードが速かったんじゃない。彼(仁平氏)が早かったんだよ(笑)。世の中って本当にすごいスピードで動いているはずなのに、対応している人たち、とくに会社が大きくなればなるほど対応に追われることが多くて。ちょっとしたことに1年以上かかってしまったりすることも多々あるわけ。

――ええ、ありますね、耳が痛いお話です。
GACKT だから、このスピード感で反応してもらえると、うれしいよ。

――さて、魔天・ルエドはGACKTさんからご覧になってどんなキャラクターですか?
GACKT ヤなヤツ。

――(笑)。“不遜”という言葉が似合うようなキャラクターなのでしょうか。
GACKT 強いヤツっていうのは、得てしてイヤなヤツだよね。

――演じてみていかがでしたか?
GACKT 基本的に上から見下すセリフばかりだったから、ボクがふだんからこういうことを言っていたら、本当にただのイヤなヤツだよ(笑)。

――確かに、日常ではほとんど聞かないセリフが多いようには思います(笑)。
GACKT ボクは意外といいヤツだから、こういうセリフを言っていると、「ふだんからスタッフに上から目線で強く言えたらいいのになあ」って。でもこういうセリフを、ふだんからあの声でスタッフに言っていたら、スタッフはいなくなるよ(笑)。「当然の結末だ!」とかね(笑)。

――とくに印象的なセリフや、難しかったセリフはありますか?
GACKT 今回はそんなになかったんだけど、「のだ!」とかね。

――確かに、実際に口に出すと難しそうです(笑)。
GACKT 言いづらくて。「○○なのだ!」とかね。技術的にキライなセリフ(笑)。「なんだよ“なのだよ!”って、使わないだろ!」っていつも思っちゃうんだよ。

――「また完璧になってしまったか」などすごいセリフではありますが、これもまたゲームならではのキャラクターの濃さですね。
GACKT 上から目線だけで、プレイヤーをイビり倒すようなキャラクターのセリフがもっと増えると、おもしろいかもしれないね。ドMにはたまらない。

●『真・三國無双』に『ピクミン』……じつはゲーム好き!
――さて、今回はせっかくなのでゲーム全般のお話もおうかがいしたいのですが、番組の企画で1年以上さまざまなジャンルのタイトルをプレイされるなかで、「これはおもしろい」ですとか、「得意だ」というジャンルはありましたか?
GACKT ボクは不器用だからうまくないんだよ、ゲーム自体が。やるとハマっちゃって、ずーっとやり続けてしまうクセがあって。そのうえ、ボクはもともと寝ないから。

――寝ずにプレイし続けられてしまうと(笑)。
GACKT ずっとやり続けてしまうクセがある。いちばんつらかったのは、終わりのないゲーム。終わって欲しいのに、終わりがないから、ずーっとやり続けてしまって、大っ嫌いになるまでやったゲームがあった(笑)。

――(笑)。
GACKT ゲームは“ガメセンテル”のときにしかやらないんだよ。でもその後、撮影が終わってからやっちゃったんだよ。そこから、徹夜で3日くらい、ずっと終われなくて。

――3日やり続けるモチベーションはどこにあったのでしょうか……。
GACKT もう悔しくて! とにかく最後まで、すべてを完璧にクリアーしてしまおうと思って。気が狂いそうだった(笑)。

――逆に言えば、明確なエンディングがあったほうがGACKTさんの生活的にもありがたいですよね(笑)。
GACKT 終わってくれると安心するよね。「もう終わった」って思えるし、そこまでやったらボクは満足だと思える。

――完璧主義でいらっしゃるんでしょうか。
GACKT そうだね。いまだに覚えているけど、昔バンドメンバーの部屋に遊びに行って、メンバーの部屋に『真・三國無双』が置いてあった。たまたまだよ。なのに「このゲームは何だ」ってやり始めて、部屋から出られなくなっちゃって。それも1週間くらい、ずっと寝ずに。

――またやり込み甲斐のあるタイトルを(笑)。
GACKT メンバーといっしょに住んでいたから、メンバーの部屋から出ず、制作期間中ずっとやり続けて。制作が完全に押してしまって。

――まさかの『真・三國無双』押し。
GACKT そう。そういうことが多いんだ、ボクは。

――完璧主義なうえに、のめり込んでしまうと。
GACKT そうだね。“ガメセンテル”でもハマってしまうゲームがけっこうあったかな。たとえばボクが気に入ったのはね、『ピクミン3』。感動したね。ダウンタウンの松本(人志)さんが『ピクミン』にハマっていると聞いて、「このゲームのどこにハマる要素があるんだろう」って思っていたんだけど。『ピクミン』のおもしろさには、中毒性がある。ヤバい。

――番組でも、最後にはかなり感動されていましたね。
GACKT 松本さんがハマったのがよくわかる。番組でも言ったけど、自分が育てたピクミンたちがいなくなったときのあまりの切なさに、涙が流れてくる(笑)。こんな悲しいことがあるのかって。しかも自分が戦えないっていうのが、ものすごく歯がゆい。

――GACKTさんはもともとゲームはあまりプレイするタイプではなかったのですか?
GACKT もともと、家ではやらせてもらえなかったってのもあるんだけど、とにかくハマる性格で、ほかに何もできなくなっちゃうから。だから大人になってからも、ゲームは好きなんだけど、好きだからこそハマることが自分でわかっていたから。

――生活に支障をきたしてしまう、と。
GACKT ライブで訪れた福岡で、ゲームセンターに行ったことがあって……その土地のゲームセンターに行くんだよ。

――そうなんですか!
GACKT だから好きか嫌いかで言えば、ゲームは大好きなんだよ、本当に(笑)。でもハマるから、自分で抑えてる。ゲームセンターに行くと、基本的にゲームの達人がいっぱいいるわけじゃん?

――それこそ、ゲームを生活の中心にやり込んでいるゲーマーがたくさんいらっしゃいますよね。
GACKT ボクはそこで、なぜかとあるレースゲームをやっちゃって。初心者のわりには、けっこううまかったわけ。そうしたら、たまたまその福岡のゲームセンターに、そのゲームで九州地区代表のヤツがいて。

――すごい偶然ですね!
GACKT あまりの速さにびっくりして(笑)。「どうやったらこんな走りができるの!?」みたいな。すさまじいんだよ! ギアのいれかたが。ボクは後ろから彼を見ながら、「こんなの実車でやったら死ぬぜ!」って何回言ったかわからない(笑)。

――(笑)。
GACKT それがあまりにも悔しくて。「いま日本で何番目くらいなの?」と聞いたら、その彼はトップ10で、トップになったことがないって言うんだよね。「これでもトップとの差が何秒差あるんですよ」という話をされて、「絶対コイツに負けたくない」って思っちゃって、そこから……。

――そこで対抗心が生まれるのがスゴいです(笑)。
GACKT そこからボク、すぐにメーカーに連絡して。

――え!
GACKT 「筐体をくれ」って言って。

――ええ!!
GACKT 「床が抜けます」って言われたんだけど、「ウチをナメんな」って(笑)。それで家のロビーに筐体を置いて、朝ふだん起きる時間の2時間前に早く起きて2時間ずっと練習して(笑)。

――まさかの朝練(笑)!
GACKT 仕事に行く前にやって、仕事が終わってからの会食、何もかも終わった後、寝る前に2時間やって。毎日4時間練習してた。何コースもやってもうまくならないから、とにかく1コースだけ極めようと思って。それで、結局日本のトップ100まで入ったかな。

――す、すごい! それは十分スゴいですよ!
GACKT YouTubeにアップするためにカメラを取り付けて、トップ50入ったら、 YouTubeにアップしようと思っていたんだけど、メーカーの人に「バージョンアップしてください」と言われて。でもバージョンアップしたら、いままでやったことが全部水の泡になっちゃうし。

――切ないですね。
GACKT 極めた技が何も使えなくて(笑)。で、メーカーの人に「もう大丈夫です、十分満足しました」って、筐体を持って帰ってもらった。バージョンアップがなかったら、いまだにずっとやり続けていたと思う。

――ある意味、歯止めがかかってよかったとも言えるのでは……。
GACKT そうそう、あのバージョンアップは、たぶんボクを救ってくれたんだよ(笑)。

――GACKTさんらしい、豪快なエピソードありがとうございました。……ちょっと話はそれてしまいましたが、最後に魔天・ルエドをゲットしようと思っている『逆転オセロニア』のファンの方に、ぜひメッセージをお願いできれば。
GACKT 楽しいゲームだからね。きっとファンのみんなのフィードバックも、おそらくどんどんゲームに反映されるような体制を持っていると思うんだよ、DeNAって。だからもっともっとみんなやりこんで、盛り上げるといいんじゃないかな。

――GACKTさんが声優を務めるということで、これから『逆転オセロニア』を始める方もいらっしゃると思います。そんな皆さんにぜひアドバイスを!
GACKT 強いカードを揃えたほうがいいんじゃないかな。ガチャに勝るものなしだよ(笑)。

――(笑)。
GACKT 魔天・ルエドはドMの人にはたまらないキャラクターだから、イビられながらプレイしてほしいね(笑)。

<衣装>
【黒ニットジャケット】
ブランド名:SHELLAC(問い合わせ:シェラック プレスルーム/東京都目黒区中目黒3-3-2 EGビル6F/TEL:03-5724-5687)
【カットソー】
shop名:VILLAGE(問い合わせ:東京都渋谷区神宮前3-24-3 kuwahara Bldg.2F/TEL:03-3405-8528)
【ベルト、デニム、アクセサリー一式】
ブランド名:CRISTA GAGA(参考商品)

<スタイリング・メイク>
スタイリスト:Rockey
ヘアメイク:奥川哲也(dynamic所属)

最終更新:7月29日(金)16時5分

ファミ通.com

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。