ここから本文です

北朝鮮 ARF声明の修正求めるも却下=韓米日など反発

聯合ニュース 7月29日(金)17時12分配信

【ソウル聯合ニュース】東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会議の議長声明に北朝鮮の核とミサイル発射を非難する内容が盛り込まれたことについて、北朝鮮が強い不満を示し修正を求めたが、受け入れられなかったことが29日、分かった。

 北朝鮮は閣僚会議終了後の28日、ASEAN議長国のラオスに声明の修正を求めた。ラオスは北朝鮮に対し、ARFの全ての参加国が同意しており、すでに発表された文言のため、修正はできないと通告したという。会議の結果をまとめた声明は27日に発表された。

 北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相は28日、ARF閣僚会議が開かれたラオスの首都ビエンチャン市内のホテルで記者団に対し、声明について「ラオス外相にもう一度聞いたほうが良い」と述べ、声明を修正するよう働きかけていることを示唆していた。

 同会議は26日に終了したが、李外相がその後2日間ラオスに滞在していたのはこのためとみられる。

 韓国の外交部高官は29日、記者団に対し、「北は議長声明発表後、ラオスに強い不満を示したが、ラオスは受け入れなかった」と伝えた。北朝鮮が不満を表明したことを受け、ラオスは28日午前、韓国を含む数カ国に声明の文言に関する協議の開催を提案した。

 北朝鮮は、核開発は米国の敵視政策に対する自衛措置との主張を声明に反映するよう求めていたとされる。

 これについて、韓国や米国、日本などは対応を協議。ラオスに対し、議長国が最終的に公表した声明を修正することは不可能で、国際慣行にも反するとの立場を強く主張したとされる。

 韓国など関連国が反発したことで、ラオスは北朝鮮と実務協議を行い、修正は不可能との姿勢を伝えた。

 声明は今年1月の北朝鮮の核実験や2月の事実上の長距離弾道ミサイル発射、今月9日の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射実験について、具体的な日付を明記しながら朝鮮半島情勢に対する懸念を示すとともに、朝鮮半島の非核化に対するASEANの支持を確認した。その上で、北朝鮮に対し、国連安全保障理事の決議を順守するよう求めた。

 韓国外交部高官はこれまでのARFの議長声明の中で「最も強い水準の文言」として、「北の4回目の核実験後、李外相の(国際会議への)デビュー舞台で強い文言が発表されたことは大きな意味がある」と評価した。

 また、4月のアジア相互協力信頼醸成会議(CICA)外相会合で採択された宣言や5月のG7(先進7カ国)首脳宣言、6月の原子力供給国グループ(NSG)ソウル総会の声明、今月のアジア欧州会議(ASEM)首脳会合の声明で核実験を含む北朝鮮の挑発を強く非難し、北朝鮮の核を認めないとしたメッセージの延長線として、「国際社会対北朝鮮」の構図を明確にしたものだと強調した。

 今回、ASEAN関連会合として開かれた東アジア首脳会議(EAS)の外相会議や韓・ASEAN外相会議、ASEANプラス3(韓中日)外相会議で発表された声明も昨年に比べ、厳しい水準になったとの見方を示した。

最終更新:7月29日(金)17時19分

聯合ニュース