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ゴジラの監督が描くもう一つのスター・ウォーズ ロンドンレポート(5)

オリコン 7月29日(金)21時0分配信

 日本では12年ぶりに新作映画『シン・ゴジラ』(総監督・脚本:庵野秀明、監督・特技監督:樋口真嗣)がきょう公開され、改めて注目された日本が世界に誇る最強にして最恐の怪獣=ゴジラ。1954年の誕生からちょうど60周年の節目、2014年公開のハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』を監督したギャレス・エドワーズの新作が『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(12月16日公開)だ。

モルディブで撮影された新ビジュアル

 『ローグ・ワン』は、『スター・ウォーズ』における“銀河史”の中で、シリーズの原点である『エピソード4』でレイア姫がR2-D2に託した帝国軍の宇宙要塞にして究極の兵器“デス・スター”の設計図を手に入れた経緯など、知られざる秘話も交えた新しい物語。

 7月15日~17日に英ロンドンで行なわれた「スター・ウォーズ」の祭典『スター・ウォーズ・セレブレーション・ヨーロッパ 2016』でのパネルディスカッションでエドワーズ監督は「『エピソード4』が一番好きでベータマックステープ(ビデオテープ)が擦り切れるまで観ていた。スター・ウォーズの監督に決まって最高! 夢がかないました」と心底うれしそうな笑顔を見せていた。

 「撮影中、きょうこれ以上あり得ないと思うほどエキサイティングな経験をしたかと思うと、次の日にもっとエキサイティングなことが起きるそんな毎日だった」と振り返ったエドワーズ監督。「ある日、フェリシティ(・ジョーンズ)に『ルーク・スカイウォーカーに会いたい?』と聞かれ、促されるまま目を向けると、そこにマーク・ハミルがいたんだ。彼はゴジラのTシャツを着ていて、とても優しくて丁寧だった。ハキハキと知的に話そうと思ったんだけど、何を言ったか覚えていないよ(笑)。“誰か、いま、写真を撮ってくれ”って思っていた。尊敬する人と会ったら誰でもそうなるだろう」とファン心丸出しで語った。

 会場で2ショットの写真を公開したが、このことはずっと口止めされていたという。ネタバレを防ぐための情報管理が徹底している同シリーズ。監督に対しても容赦なく「この映画の厄介なところは、その話をできないことなんだ。友達にも言えないし、家族にも何も言えなかった。でも、(写真がないと)僕がルーク・スカイウォーカーと会ったなんて言っても誰も信じてくれないからね」。

 パネルディスカッションでは、スカリフという惑星のシーンをモルディブで撮影したことが話題にのぼり、エドワーズ監督は「この映画ではリアルさを追及していて、実際にある場所で撮影するようにしたんだ。楽園という設定だったから、モルディブに行ったんだ。楽園で撮影なんて悪夢だったよ」と、“悪夢”という言葉とは裏はらの表情。

 さらに衝撃的な情報をエドワーズ監督がぶっちゃける。「新しいビジュアルにも写っているストームトルーパーを演じているのは、全員モルディブの軍隊の人たちなんだ。彼らもきっと『スター・ウォーズ』に出演できてすごく興奮しているはずだと思っていた。彼らに『楽しかっただろ? ストームトルーパーになれたんだから』と話しかけたら、彼らは『何で、こんなのを着て突撃隊員をやらなきゃいけなかったんだ?』と聞いてきたから絶句したよ。『いや、スター・ウォーズは知っているだろ?』と言ったら、『知らない』って。『いま、何をやっているかわかってるよね?』と聞いても彼らは『いや、わかってない』なんて答えるんだ」。

 『スター・ウォーズ』の世界も広いが、地球も広い。「モルディブでは、撮影中、嵐にも見舞われた。皆、エフェクトだと思うかもしれないけど、そうじゃなくて、本当にそういう日だったんだ」。そんな裏話を聞いて、ますます『ローグ・ワン』への期待が高まった。

最終更新:8月16日(火)1時9分

オリコン

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。