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【ライブレポート】FAKE?、マンスリーライヴ第1弾で「同じものが見られると思わないでください」

BARKS 7月29日(金)22時27分配信

KEN LLOYDのソロプロジェクトFAKE?によるマンスリーライブ<Live Wonderland>の第1弾<Chapter I The Twins Presents FAKE?>が7月21日、東京渋谷・clubasiaにて開催された。

◆FAKE? 画像

7月から12月にかけて6ヶ月連続で実施されるマンスリーライブが<Live Wonderland>だ。タイトルにもある“Wonderland”とは、KENが4年にもわたり構想を温め続けてきた“歪んだファンタジーとロック的仮想空間の融合”を示すもので、6回のライブすべてが異なるコンセプト/異なる内容となる。第1回目となる<Chapter I The Twins Presents>のチケットは完売。また本公演での新曲先行販売も事前アナウンスされており、その内容にも注目が寄せられていた。

会場では入場時、来場者全員に今回のライブロゴが入ったLEDリストバンドを配布。そして場内へ入るとステージには大型スクリーン、その両脇にはLEDパネルが設置され、2枚のLEDパネルには今回のライブタイトルにもなっているキャラクター“The Twins”のDEE(上手)とDUM(下手)がバックドロップのように表示されている。この2体のキャラクターは観客が入場している間もただじっとしているのではなく、ときどき目をパチパチさせたり頭を掻いたりお尻を振ったりと、その存在を観客にアピールし続けた。

場内が暗転するとLEDパネルから“The Twins”の姿は消え、大型スクリーンにオープニング映像が映し出される。まるで映画のオープニングを彷彿とさせるファンタジーとデジタルをミックスさせた映像で、PABLO(G/Pay money To my Pain)、峰正典(G)、JOE(B/Fuzzy Control、ROLL-B DINOSAUR)、ZAX(Dr/Pay money To my Pain、The BONEZ)、DJ BASS(Turntable/ZINGI)、d-kiku(Key & Manipulator)という、ここ最近のライブではおなじみの鉄壁メンバーと合わせてDEEとDUMも紹介。最後にKENの名前がアナウンスされると、ダンサブルなSEに続いてバンドメンバーがステージに登場し、そのまま「Hedfuc」から勢いよくライブをスタートさせた。

メンバー全員が真っ白な服装なのは2016年2月に行われた単独ライブ<Clockwork>と同様。そしてKENは激しいバンドサウンドに呼応するかのようにステージ上を所狭しと動き回る。また、曲にあわせてLEDパネルには歌詞の一部が表示されるなどの演出も用意され、観客を煽っていった。続く「ICU」ではJOE&ZAXによるダンサブルなリズムと峰&PABLOのザクザクとしたギターが絶妙に絡み合い、FAKE?でしか成し得ない独特なグルーヴを作り上げていく。

最初のMCではKENが「本日は雨の中、ようこそお越しいただきました」と挨拶。続けて「<Live Wonderland>初日。あ、初日といっても次は1ヶ月後ですけど」と観客の笑いを誘うと、「今日はDEEとDUMをメンバーに迎えてお届けします。彼らに負けないように踊り倒して帰ってください」と改めてDEEとDUMの存在をアピールした。

すると3曲目にして、早くも新曲「The Twins」をお披露目。当日のライブタイトルにも用いられたキャラクター“The Twins”の名を冠したこのワイルドなナンバーは、早くも観客から好意的に受け入れられた。曲の間もLEDパネルにはDEEとDUMが踊る姿が映し出され、観客の腕に付けられたLEDリストバンドからカラフルな光が放たれる。さらに会場後方壁両サイドの天井から張り巡らされたLEDカーテンに加え、ステージ上からも4台のレーザーが客席方向に向けて発射される演出も効果的に用いられた。このまばゆいばかりのカラフルな光に包まれると、自分は今どこにいるんだろう?と現実を忘れてしまう瞬間も多々あった。それほど今回の演出はFAKE?にとって過去に例のない唯一無二なものなのだ。

その後もキャッチーな「Candy」「Lemontune」、ビートが心地よい「Two Hearts」「Lucifer's Cut」、アグレッシヴなダンスナンバー「Disco」など人気ナンバーを連発。特に「Two Hearts」ではスクリーンの映像や会場の照明、そして観客の腕で光るLEDリストバンドが見事に連動し、独特の浮遊感を生み出す。その光景はまるで、観る者、参加する者が宇宙空間に突如放り込まれたかのような不思議な疑似体験をしているようでもあった。

合間のMCではKENが観客のLEDリストバンドに触れ、「スタッフの付ける(光の)色が甘いな」と述べてからKENが口にした色をすぐに付けるというテストのような遊びも繰り広げられる。そして「Addicted」「Praise」といったストレートな楽曲が立て続けに披露されると、会場の熱気もさらに高まっていった。

終盤のMCではKENが「(このマンスリーライブは)毎回いろいろ変えていくので、次の8月も同じものが見られると思わないでください」と発言して、観客を喜ばせた。そして「Utopia」「Someday」とアップチューンを2曲連続で披露したのちに、ヘヴィなダンスロック「Radio's Dead」で会場をclubasiaの名にふさわしくダンスホールへと一変させる。緑や赤のレーザー光線が会場中を飛び交う中、観客のLEDリストバンドは青く発光。その光景だけ目にすると、ここclubasiaがキャパ300人程度の小規模会場であることを完全に忘れてしまう。それほどこの日のライブはスケール大きさを感じさせるものだった。バンドはそのままの勢いでFAKE?の原点的1曲である「Taste Maximum」へとなだれ込むと、フロアはいよいよカオスな盛り上がりを見せ、クライマックスと呼ぶにふさわしい熱狂ぶりのなかライブは幕を下ろした。

FAKE?のマンスリーライブ企画<Live Wonderland>は次回、8月23日に今回と同じclubasiaにて<Chapter II The White Rabbit presents “Live Wonderland”>と銘打って開催される。さらに9月15日に<Chapter III The Cheshire Cat presents “Live Wonderland”>、10月27日に<Chapter IV The Caterpillar presents “Live Wonderland”>、11月22日に<Chapter V The Mad Hatter presents “Live Wonderland”>、12月9日に<Chapter VI The Gang Of Hearts presents “Live Wonderland”>と今後も続々と行われるので、お楽しみに。なお、10月分までのチケットはすでに販売中で、10月公演の先行予約受付は7月31日まで。こちらで購入するとオリジナルのデザインチケットを手に入れることができるとのことだ。

撮影◎緒車寿一

■<“Live Wonderland” Chapter I The Twins Presents FAKE?>2016.7.21(木)@clubasia セットリスト
01.Hedfuc
02.ICU
03.The Twins
04.Candy
05.Two Hearts
06.Lucifer's Cut
07.Disco
08.Lemontune
09.Addicted
10.Praise
11.Utopia
12.Someday
13.Radio's Dead
14.Taste Maximum

最終更新:7月29日(金)22時27分

BARKS

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。