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宮間、福元らに残留望む声 湯郷ベルの地元ファンら思い切実

山陽新聞デジタル 7月29日(金)8時10分配信

 サッカー女子・なでしこリーグ1部の岡山湯郷ベルの主力で、2011年ワールドカップ優勝メンバーのMF宮間あや(31)とGK福元美穂(32)ら4選手がチームを退団することが明らかになった28日、地元関係者からは驚きとともに看板選手の残留を望む声が相次いだ。

 この日、美作市内で取材に応じた黒田和則ゼネラルマネジャーは、27日にFW松岡実希(29)とDF高橋佐智江(31)を含む4選手が他チームに移籍する際に必要となる「契約解除合意書」に同意したと説明。退団日が決まっていないため残留交渉を続ける意向を示したものの「4選手の意志は固く見通しは不明」とした。退団理由に25日付で解任した結城治男監督代行(53)との指導方針を巡る確執を挙げた。

 30日のリーグカップ戦に向け、美作ラグビーサッカー場で行われた練習には宮間選手ら4人を除く21選手が参加した。「宮間、福元選手がベルをここまで引き上げてくれた。残ってくれるのが一番の願い」と見学に訪れた岡山県勝央町、男性(73)。ベルの選手らが集う美作市湯郷の喫茶店「ゴンベ」の店主女性(63)も「2人が日本代表で頑張る姿を見て元気をもらっていた。こういう形でやめてほしくない」と切実な思いを口にした。

 チームのスポンサーも事態の早期解決を期待する。スーパーのマルイ(津山市二宮)は02年から選手を雇用し、現在も退団を表明している高橋選手を含む3人が勤めている。下山作治社長室長は「驚いたの一言。今後もチームをサポートしていくが、全国への発信力がある2人が抜けるのは地域活性化にも大きな痛手。できれば4人ともチームに戻ってほしい」。ユニホームスポンサーの山田養蜂場(岡山県鏡野町市場)は「混乱が少しでも早く収束し、選手たちが前向きに、団結して地域を元気にするようなプレーを見せてくれるよう願っている」とコメントした。

最終更新:7月29日(金)8時10分

山陽新聞デジタル