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東ソー、最前線の“生きた情報”収集に米欧ファンド活用 出資者の立場で先端技術を手中に

日刊工業新聞電子版 7月29日(金)17時3分配信

 東ソーは米欧などのファンドへ投資して先端技術に関する情報収集力を高める。ライフサイエンスや電子材料分野を対象にベンチャー企業への投資を積極的に狙うが、自社だけでは全世界に散らばる有望株の調査に限界がある。ファンドの出資者となり、最前線の“生きた情報”を得るのが狙い。7月から研究開発部門に調査機能を持たせ、米国シリコンバレーに担当者を駐在させており、収集した各種情報はM&A(合併・買収)を含む研究開発戦略に活用する。

 東ソーは第1弾として米国でベンチャーキャピタル(VC)などファンドへの投資を検討している。他に欧州や東アジア地域でも投資を視野に入れる。1件ごとの投資金額は10億―100億円を見込む。純粋な投資利益よりも、各地のベンチャー業界に関するさまざまな情報の収集を重視する。相乗効果が期待できる事業分野で有望なベンチャーを発見したら、少額出資や共同開発、買収などの手法で先端技術の取り込みを図る。

 自社の情報収集体制も7月に整備した。研究開発部門に数人の調査担当者を配置したほか、シリコンバレーの関連会社内に調査拠点を開設した。

 同社はこの20年間でベンチャーへの投資実績がほとんどない。今後の持続的な成長を目指すため、自力での研究開発を引き続き進めつつ、新たな技術を社外から取り込んで事業領域の拡大スピードを加速させたい考え。

 2016―18年度の中期経営計画では、M&Aやファンド投資などに総額300億円を充てる方針。M&Aはライフサイエンス分野の生活習慣病関連などが有力候補だ。

最終更新:7月29日(金)17時3分

日刊工業新聞電子版

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