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“選抜王者”が3回戦進出 [全国小学生テニス]

THE TENNIS DAILY 7/29(金) 12:05配信

 小学生テニスプレーヤーの日本一を決める「第34回第一生命全国小学生テニス選手権大会」(7月28~30日/第一生命相娯園グラウンドテニスコート/東京・世田谷区)が開幕した。全国9地区から選抜された少年少女各48選手が一堂に会し、トーナメントの1、2回戦が行われた。

大会初日、ベスト16が出揃う [第34回全国小学生大会]

 気象庁によって関東地方の梅雨明けが発表されたこの日、空を覆っていた雲が徐々になくなって夏の太陽が顔をのぞかせる、選手たちにとっては厳しいコンディションでの戦いとなった。

 男子1回戦でまず注目を集めたのは、昨年の大会でベスト16に進出した大野琢実(福岡/福岡市立室見小学校6年)。

 大野は大下翔希(広島/広島市立戸山小学校6年)を相手に第1セットを5-7で落とすが、第2セットをタイブレークの末にものにし、相手の足が止まった第3セットは6-1での逆転勝利。3時間におよぶ熱戦を制した。2回戦は第13~16シードの立石翔大(千葉/八千代市立阿蘇小学校6年)に7-5 6-4で競り勝った。

 5年生で1回戦を突破したのは、6月の「修造チャレンジ・トップジュニアキャンプ」に参加した中島暁(長野/塩尻市立片丘小学校5年)と前田優(大分/大分大学教育学部附属小学校5年)。どちらも2試合連続のストレート勝ちで、ベスト16入りを決めた。

 5月の「全国選抜ジュニア」を制した第1シードのジョーンズ怜音(三重/四日市市立八郷小学校6年)、第2シードの中村健太(千葉/習志野市立大久保東小学校6年)は2回戦から登場し、危なげなく3回戦に駒を進めた。

 ジョーンズは「どこにいても周りの視線を感じた。でも、チャレンジャーの気持ちで戦う」と、戸惑いを見せながらも力強く語った。中村も「目標は優勝だが、厳しい戦いになるので、一戦一戦集中して戦う」と勝利後も気を引き締めた。

 一方、女子も「全国選抜ジュニア」を制した久保杏夏(広島/広島市立古市小学校6年)、同ベスト4の繁益春音(京都/京都市立桂東小学校6年)がストレート勝ちで3回戦に進出した。

 久保は「緊張はなかったけれど、周りの人が多く、何かやりにくかった。セカンドセットの終わりくらいに自分の力を発揮できるようになった」と、6-3 6-2の勝利にも反省の弁を語った。

 2回戦では珍しく、双子の姉妹対決も実現した。東海大会を制した姉の虫賀愛央(愛知/一宮市立奥小学校5年)は第9~12シードのため2回戦から登場。東海大会の決勝で姉に敗れた妹の虫賀心央(愛知/一宮市立奥小学校5年)はノーシードながら1回戦を突破した。

 2人はゲーム間に言葉を交わすなど、仲のよい姉妹ならではの試合中の行動が微笑ましかった。試合に勝利したのは妹の心央だが、「東海大会決勝で姉に負けてから、悔しくてこの大会まで一生懸命練習してきた」と言うと、負けた姉・愛央のほうは、「今日は家に帰っても口を利かない」と涙を見せた。それでも時間が経つと、いつもの仲のよい双子姉妹に戻っていた。

 今大会、虫賀心央のほかにノーシードから3回戦に進んだのは、城碧海(宮城/仙台市立西多賀小学校6年)、田中愛美(大阪/大阪市立北粉浜小学校6年)、宮原千佳(福岡/春日市立須玖小学校6年)の3人だ。

 2日目の29日に3回戦と準々決勝、最終日の30日に準決勝、決勝と続く予定だ。


(テニスマガジン/編集部◎池田 晋)

最終更新:7/29(金) 13:32

THE TENNIS DAILY