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【ブラジル】入国審査を強化 ICPOのデータに照会=GRU空港

サンパウロ新聞 7月29日(金)22時11分配信

 8月5日に開幕するリオ五輪に参加する各国選手団や外国人観戦客らの40%がブラジルの玄関口として利用することになるグアルーリョス国際空港(サンパウロ州)は、警備及び監視を強化した。軍、文民、連邦の各警察部隊の強化に加えて、同空港ターミナルには国際刑事警察機構(インターポール、ICPO)の捜査対象となっている容疑者を識別し、麻薬の検知、そして爆発物を隔離する新たな装置が設置された。

 26日付伯メディアによると、同日午前中にはアレシャンドレ・デ・モラエス法務相とラウル・ジュンギマン国防相、そしてサンパウロ州公共保安局のマギノ・アルベス局長が同空港ターミナルを視察した。

 国内各地の空港では最近、国内線の乗客に関する民間航空庁(Anac)の監視ルールの変更後に、搭乗手続きを待つ乗客らが長蛇の列を作る事態となった。しかし、モラエス法相によると、入国者の監視強化によって遅延や乗客の行列が発生することはない。法相は「手続きの変更はすべて適応を生み出す。安全指針に則った規定に適応させることが必要だ。そしてこれらのセキュリティー機器、もしくはメカニズムは、他州から訪れるブラジル国民や外国人旅行者達に影響を及ぼすことはない。インターポールにつながる二つ目の検査では3秒で審査が行われた」としている。

 グアルーリョス空港を通過する合計206組の選手団と外国人旅行者達は、この新たな装置による審査手順を踏む事になる。この装置にインストールされているソフトウェアは、スキャナーを通して指紋を3秒で読み取ることができ、そして、インターポールの手配者データベースに接続されている。

 モラエス法相は「ブラジルに到着するすべての外国人は、すでに実施されている税関の通常検査に加えてこの検査を通過する。インターポールに目を付けられた形跡があるかどうかを確認するために、すべての外国人は二つ目の審査を受けることになる」と述べている。なお、外国人達はさらに、体内に金属や麻薬などが隠されていないか調べるために、レントゲンのような機器を通過しなければならない。

 同相によると、最大の懸念は、外国人達がブラジル国内の安全を過信していることだ。「競技を観戦に来る旅行者達が、全く安全だと考えているのが心配だ」とモラエス氏は不安を隠さない。

 不審物が見つかった場合、爆発物と疑われる物品を処理するために2台のロボットを有する特別班が出動する。また、到着ロビーの外には、不審な荷物を輸送するための密閉された容器も用意されている。この容器は耐久性のある材料で作られており、爆発にも耐えられるよう設計されている。

 グアルーリョス空港は、乗降客の制御を強化するために連邦政府から1800万レアルの融資を受けている。ラウル国防相は「グアルーリョス空港は、五輪とパラリンピックの拠点となっている。外国から来る旅行者達の40%が、ここを通過してリオ市に向かう」と述べ、五輪にとって同空港における警備は非常に重要だとの認識を示した。

サンパウロ新聞

最終更新:7月29日(金)22時11分

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