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夜遊んでいるペッパーを警備員に。免税支援や専門対応も

ニュースイッチ 7月29日(金)12時20分配信

導入企業が1000社を超え、1万台が普及

 ソフトバンクの人型コミュニケーションロボット「ペッパー」が進化している。8月以降に法人向けペッパーの用途別アプリケーション群を拡充する。昼は接客、夜は警備といったペッパーを遊ばせない警備アプリや、周辺機器を組み合わせた免税書類作成支援、遠隔操作などペッパーの持ち味をより生かすアプリを増やした。

 ジーアングル(東京都渋谷区)が開発した「どこでもセキュリティ」は、ペッパーが人のいない夜に警備員となるアプリ。ペッパーが人や物音を検知すると管理者へ異常通知しつつ侵入者に警告する。同社によると「ソフトバンクショップでの実証実験で効果が実証された」という。他のセキュリティーシステムと連動せず、忘れ物などで戻ってきた従業員にも警告するといった課題はあるが、ペッパーがリース料で月5万5000円かかるのに、夜遊ばせるのはもったいない。昼夜ともにロボットを活用するアプリは今後ニーズが増えると見られる。

 サトーはパスポートのスキャン装置やプリンターをペッパーと組み合わせ店舗で多言語で会話しつつ免税手続きをするシステムを開発した。サトーが得意な小型プリンターなどの技術を生かし、訪日外国人などの需要に応える。

 ソフトバンクグループのアスラテック(同千代田区)は、ペッパーをスマートフォンやタブレット端末で遠隔操作できるアプリ「ブイアールコン」を開発した。ペッパーのカメラを通じて景色も見られ、音声対話もできる。離れた場所から専門職の人間が対応したり複数箇所の拠点の業務を1カ所で対応したりできる。

 同社では「代理店網を構築し、遠隔地でもその場にいるかのようにコミュニケーションができる『テレプレゼンス』のツールとして普及させたい」としている。

 導入企業が1000社を超え、1万台が普及したとされるペッパー。25日からは台湾での販売も開始した。アプリの拡充で活躍の場をさらに広げる。

最終更新:7月29日(金)12時20分

ニュースイッチ