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市有施設23カ所の使用料値上げ方針 川崎市

カナロコ by 神奈川新聞 7月29日(金)9時3分配信

 川崎市は28日、市有施設23カ所の使用料を来年度に値上げする方針を明らかにした。全庁的な見直しに伴うもので手数料も事業系一般廃棄物の処理手数料など8件で引き上げる。新料金を決めて9月の市議会定例会に条例改正案を提出し、来年4月から導入する予定だ。

 全庁的な見直しに伴う料金改定は2001年4月以来16年ぶりとなる。

 市は同日の市議会総務委員会に「公費(税金)を充てる範囲とサービスを利用する受益者が負担すべき範囲を明確にし、利用者とそれ以外の市民の負担の公平性と公正性を確保する」として、受益者負担の適正化を図る具体案を示した。

 料金改定の基準となる「標準的受益者負担割合」を設定。施設の性格やサービスの内容に応じ、納税者が負担するコストに対する利用者のあるべき負担率を示したもので、現状の料金と大きく乖離(かいり)がある使用料・手数料を改定することとした。

 使用料を値上げする市有施設は23施設。屋内競技やイベントに利用できるとどろきアリーナ(中原区)や5カ所のスポーツセンター、ホールや会議室を貸し出す6カ所の市民館などがある。利用者への影響を極力抑え、改定では施設全体の平均で現行使用料の10%程度の値上げで検討する。

 基準と比べて利用者の負担が大きい生活文化会館てくのかわさき(高津区)は使用料を値下げする。

 一方、行政サービスの手数料については、必要とする市民や事業者の求めに応じて行う事務の対価という性質から、全額受益者負担とする標準的負担割合を設定。現行1キロ当たり12円の事業系一般廃棄物の処理手数料など8件について、50%引き上げを上限に新料金を検討する。

 市は値上げにより使用料で5千万円程度、手数料で4億1千万円程度の増収を見込んでいる。

最終更新:7月29日(金)9時3分

カナロコ by 神奈川新聞