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学生案シェアハウス採用 空き家利活用でプロジェクト具体化

カナロコ by 神奈川新聞 7月29日(金)18時8分配信

 横浜市金沢区で産官学が進めていた空き家利活用のプロジェクトが具体的に動きだす。地域で実態調査を手掛けた同市立大学3年のグループが提案した日本人と留学生向けのシェアハウス案を採用。京急不動産(東京都港区)が取得した築39年のアパートを、新入生の入居シーズンに当たる来春を目途にリノベーション(大規模改修)する。

 プロジェクトは市大国際総合科学部3年の実習科目として市大と金沢区、京浜急行電鉄の3者が連携して6月にスタート。学生35人が区担当者や地域住民らと連携し、空き家の実態やニーズを探る調査を行っていた。

 空き家利活用の場となる物件は、京急線金沢文庫駅徒歩7分の立地にある木造2階建てアパート(同区谷津町、延べ床面積約150平方メートル)。専門家のアドバイスを基に、図面作成や収支計算、法律や条例などの確認を学生が手掛けた。

 26日には市大で成果発表会が開かれ、実現性などの観点から選考が行われた。京浜急行電鉄賞に選ばれた日本人学生と留学生向けのシェアハウス案が、利活用案として採用されることになった。同社の原田一之社長は授賞式で「大学が留学生受け入れを増やす上で、住居問題の一つの解決策になる」「(物件を維持できないオーナーが増える中)財産をどう生かすか考えるのが経済的に大切だ」とコメントした。

最終更新:7月29日(金)18時8分

カナロコ by 神奈川新聞