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新幹線客に日本語教室 Uターンの石村さん、来月開講

北國新聞社 7月29日(金)3時16分配信

 金沢のまちなかに8月1日、日本語教室が開講する。北陸新幹線開業に伴い、金沢でも外国人観光客が増える中、短い滞在期間でも日本語や日本文化を学べる環境を提供する。1、2日というごく短期から観光客を受け入れる日本語教室は北陸では珍しく、ふるさと金沢にUターンして準備を進めてきた石村朋一(ともかず)さん(41)=末町=は「金沢ファンを育てる場にしたい」と情熱を傾けている。

 石村さんは日本語教室「まち日本語アカデミー」を、広坂通りに面した「香林坊ファーストビル」(片町1丁目)の2階に開設する。

 金沢在住の外国人に加え、短期旅行中の観光客でも1日から受講できることを特徴とする。伝統文化の体験も盛り込み、金沢を繰り返し訪れるファンを増やすことを目標に掲げる。

 石村さんは高校生まで金沢で育ち、大学進学を機に上京した。英国の大学院で修士課程を修了し、ソニーのグループ会社で計測機器の販売営業やソニーものづくり教室、カメラ・レンズ製造工場の業務改善などに携わり、国内外を飛び回ってきた。

 タイの工場で、日本語や日本文化について学びたいという現地スタッフの熱意に触れたことが転機となり、東京の日本語学校で日本語教師の資格を取得した。

 日本語を教え、学ぶ上で伝統文化が息づき、自然豊かな金沢の環境が最適だと思い定めて1年前にUターン。北國新聞文化センターの日本語コースを受講するなどして準備してきた。

 石村さんは「旅先で日本語を学んだことは、きっと忘れられない思い出となる。フレンドリーでアットホームな教室を目指したい」と前を向いた。

北國新聞社

最終更新:7月29日(金)3時16分

北國新聞社