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金沢美大卒業生のデザイン力紹介 開学70周年で記念事業

北國新聞社 7月29日(金)3時16分配信

 金沢美大は9月、金沢市の香林坊大和でデザイン科の卒業生が手掛けた作品を集めた企画展を開催する。サントリーの缶コーヒー「ボス」や家庭用ゲーム機「プレイステーション」、富士重工業の自動車「レガシィ」など、多種多様な作品を実物や写真で披露し、出展者は100人規模を見込む。開学70周年記念事業(北國新聞社特別協力)の第1弾で、時代を彩る卒業生の活躍を紹介する。

 企画展「70年の系譜を未来へ 金沢美大のデザイン力」は9月1~6日に香林坊大和8階ホールで開かれる。美大の卒業制作展は1958年の第1回から14年間、片町大和で開かれてきたことから、「原点回帰」(事務局)の意味を込めて会場を香林坊大和にした。

 視覚、製品、環境デザインの3専攻が始まった96年から20年間の集大成と位置付ける。デザイン科の学生は大手メーカーや広告代理店に就職し、人気の車やバイク、家電、お菓子のパッケージなどを多くデザインしている。作品を通じて美大生が日本の社会に関わってきた足跡を知ってもらうため、展示を企画した。

 代表作としては石浦弘幸さん(91年度卒)の缶コーヒー「ボス」、後藤禎祐さん(77年度卒)のプレステ3、小林寛之さん(96年度卒)のレガシィB4のデザイン作品を紹介する。宝飾大手「ミキモト」本店のウインドーディスプレーを手掛けた玉理礼子さん(08年度卒)や、「ウフフ! 北陸新幹線」のキャッチコピーを掲げたJR東日本の北陸新幹線キャンペーンを担当した水口克夫さん(86年度卒)も出展する。

 このほか、在学生や教員の作品コーナーを設ける計画で、畝野裕司教授は「卒業生の作品が社会でどのように輝いたのかを見てもらい、美大の魅力を伝えたい」と話している。

北國新聞社

最終更新:7月29日(金)3時16分

北國新聞社