ここから本文です

「勝つ投資スタイル7選」 デイトレから長期バイ&ホールドまで

ZUU online 7/30(土) 11:30配信

個人投資家は、株式投資において、「上がるのか、下がるのか」という目先の動きばかりに目を奪われて、その大きな流れや本質を見ようとしない。目先の上下動が、自分の収益を左右すると思うからだ。しかし、過去の市場の値動きを見れば、価格はある一定の傾向や特徴を繰り返していることが分かる。

株価は長期的に見れば、その企業の収益の拡大に伴い上昇し、収益の悪化に伴い下落する。これは、過去数十年のチャートを見れば、一目で分かる。そして、この株価の上下動には、一定のサイクルが存在する。

■常に同じ値動きのパターンを狙うのが株式投資

株式投資は、過去の値動きの確認の中から、明らかに偏った有利なパターンを見出し、確率的にそのパターンの出現を狙って売買を行い、利益を上げる。過去の株式市場の値動きの中には、長短様々なサイクルの存在が確認でき、これを利用することで、有利な投資スタイルを見出すことが可能だ。

株式市場に存在するサイクルを、短いものから順に紹介する。私たちが目にしている最も短いサイクルは、3~9日で繰り返すサイクルといわれる。このサイクルから順に、10~14日、約6週、約9週、そして約18週で形成されるサイクルが存在する。参考までに、筆者が現在、日経平均株価を分析すると、21週のサイクルが存在することが確認できる。

さらにそれより長いサイクルは、1.5~2年のサイクル、3~5年のサイクル、5~8年のサイクルが存在する。これらのサイクルを用いて投資を行う場合には、必ず事前に過去検証を行い、投資対象銘柄のサイクルを明らかにする必要がある。株式投資家は、これらのサイクルを利用し、利益を上げることができる。ここからは、具体的に勝つ投資スタイル7選を解説する。

■勝つ投資スタイル7選

1. デイトレード
デイトレードとは、1日の取引終了時刻までに全ての売買を終えるトレードだ。翌日まで株式を保有し、資金をリスクにさらすことを避け、リスクを限定するトレードである。中長期の価格変動を分析することで、日足の動きの偏りを想定していくことができ、このような分析を利用すれば、取引時間中の売買を、ある一方向に傾けることにより、売買を有利に進めることができる。デイトレードも、環境認識を確実に行えば、勝つ投資スタイルとして確立できる。

2. 3~5日の短期トレード
前記に紹介した3~9日で形成されるサイクルを利用すれば、3~5日といった短期で勝つ投資スタイルを確立することができる。このトレードスタイルは、ブレイクアウトトレードが主な戦略・戦術となり、値幅を限定して勝率を高くすることで利益を上げることができる。

3. 10日前後の短期トレード
前記に紹介した10~14日で形成されるサイクルを利用すれば、10日前後の短期トレードを確立することができる。このトレードは、ブレイクアウト的に高値の切り上げで攻めることも、価格上昇の立ち上がりを買うスイングトレードで攻めることもできる。

4. 2週間~1か月強の中期トレード
前記に紹介した約6週、9週のサイクルを利用すると、1か月を前後するような中期保有により利益を上げるトレードの確立が可能になる。この中期トレードの戦略としては、価格上昇の立ち上がりを攻めるスイングトレードが有効だ。

5. 数か月~半年の中長期トレード
前記に紹介した約18週のサイクルを利用すると、数か月におよぶ上昇を利用し、利益を拡大する中長期トレードが可能になる。私が2002年に初めて利益を上げたトレードスタイルがこれであり、一度買い保有に成功すると、数か月以上含み利益が拡大する。この投資スタイルは、成功すると、非常に気分がよく、利益も大きくなる。利益幅が大きく伸びる分、勝率は低くなるので、損切りに耐えながらチャンスを待つ忍耐のトレードといえる。

6. 1年~数年の長期投資
前記に紹介した1.5~2年あるいは3~5年の長期サイクルを利用すると、買いを入れてから1年以上利益を伸ばし続ける上昇に乗る、長期投資を確立することができる。これらの長期サイクルがアップトレンドを形成する根底には、その会社の収益の拡大というファンダメンタル要素が必要だ。長期サイクルの価格上昇の立ち上がりで買いを入れ、トレンドが伸び続ける限り利益の拡大を目指すトレンドフォローと呼ばれる投資戦略が非常に有効だ。

7. 5年以上の長期バイ&ホールド
一旦株価が長期上昇を開始し、その企業が収益の拡大を続けると、時に5~8年の長期サイクルが、いくつも続けてアップトレンドを形成するケースがある。このような株価の長期上昇に乗った時、5年以上の長期にわたりバイ&ホールドを続け、利益を増やし続ける投資を行うことが可能になる。

長期サイクルの株価上昇の立ち上がりで買いを入れ、長期上昇とともに収益が拡大し、出来高も増えて活況を帯びてくれば、とことん上昇についていく形で利益を拡大したい。一度でも、このような長期上昇に乗ることに成功すれば、資金は爆発的に増える。株式投資を行う以上、いつかはこの長期上昇に乗るという気概を忘れないで欲しい。

以上、株式市場に存在するサイクルと、それに合わせた勝つ投資スタイルを紹介した。繰り返して言うが、株式投資は常に同じ値動きのパターンを狙って売買を行い勝つものだ。あなたがいつも違う売買を行っている限り、安定した利益を達成することはできない。早くあなたの狙いを1つに絞り、狙った値動きを捉えることのできる投資スタイルを確立して欲しい。このスタイルが確立された時、あなたの株式投資の本当の利益が始まる。

松下 誠(まつした まこと)
まこと投資スクール株式会社代表取締役
2001年2月に株式投資と商品先物投資を開始。1年半で1,500万円の資金を失うも、諦めることなくトレードを学び、厳格な資金管理とトレードルールを作り上げた。直接指導した投資家は3万人以上に及ぶ。松下誠が運営する投資情報サイト「インベスターズクリニック(https://www.dreamworks.co.jp/)」

最終更新:7/30(土) 11:30

ZUU online