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「高江の森を守れ」 沖縄防衛局前で市民120人抗議

琉球新報 7月30日(土)11時46分配信

 東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)の建設工事が再開された問題を受け、市民団体「わんから市民の会」は29日、嘉手納町の沖縄防衛局前で抗議集会「『高江の森を守れ!!』総がかり行動」を開き、工事中止を訴えた。約120人が結集した集会で、市民らは訓練場のゲート付近での県警による道路封鎖や、防衛局による市民のテント、車両の撤去などを「違法行為だ」と指摘し、強く抗議した。

 集会と同時に防衛局を訪れた市民の代表ら15人が、工事中止を求める中嶋浩一郎局長宛の要請文を職員に手渡した。わんから市民の会共同代表の長堂登志子さんは「米軍が不要となった部分を返還し、(垂直離着陸輸送機MV22)オスプレイに対応できるヘリパッドを新設することは再編強化そのものだ」と批判した。対応した児玉達哉報道室長は「局長に伝える」と述べた。

 集会には、ヘリ基地反対協議会や平和市民連絡会など計8団体も賛同。午後4時から1時間余り開かれ、歌を歌ったり、参加者が順番にマイクで訴えたりしたほか、やんばるの森に生息する動植物などを調査する宮城秋乃さんが現地報告をした。

 マイクを握った宜野湾市の江藤実さん(50)は防衛局によるテント撤去や県警の検問を違法行為と指摘した上で、「私たちの政治的表現の自由を抑圧したことは絶対に許せない。現地で一緒に抗議をしてほしい」と訴えた。

琉球新報社

最終更新:7月30日(土)11時46分

琉球新報