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手倉森J ブラジルに“雪辱”でメダルへ弾み「やり返す」五輪前最後の試金石

デイリースポーツ 7月30日(土)6時59分配信

 リオデジャネイロ五輪に出場するサッカー男子日本代表は28日、ブラジル北東部アラカジュで行っていた直前合宿を打ち上げ、ブラジル代表との強化試合(現地30日)が行われる中部ゴイアニアに入った。リオ五輪世代にとっては、2-3で敗れた11年U-17W杯メキシコ大会以来の再戦となる。当時のメンバーでもあるMF南野拓実(21)=ザルツブルク=は「リベンジしたい思いはある」と、雪辱への決意を新たにした。

 合言葉は「リベンジ」-。五輪開幕を前にした最後の実戦で、悲願の金メダルを狙う開催国ブラジルと対戦する。リオ世代にとって五輪への試金石となる一戦は、単なる腕試しの場ではなく雪辱の舞台でもある。

 11年U-17W杯準々決勝では3点を先行されながら1点差まで追い上げたが及ばず、史上初の4強進出を絶たれた。当時のメンバーからは中村、岩波、植田、室屋、南野、中島の6人が残っている。

 悔しい過去を振り返りながら思いを巡らせる。南野は「リベンジしたい思いはある。優勝候補相手にどれだけやれるか。ゴールやアシストという結果を残したい」と表情を引き締め、途中出場で追撃弾を決めた中島は「日本は勇気がなかった。サッカーを楽しむことが勝つ秘けつ」と振り返った。「負けたということしかない」と、植田は短い言葉に無念さを込め、室屋は「個人の能力が大切だと痛感した」と飛躍に結びつけた。5年間で差は縮まったのか、自らの立ち位置を再確認する。

 OA枠の塩谷にとっても思いは同じだ。14年にアギーレ体制で行われた親善試合。CBの一角としてフル出場したが、ネイマール(バルセロナ)に4ゴールを浴びせられる屈辱を味わった。当時の映像を見返すが「何度見ても嫌なもの。圧倒的な差があった」。手倉森監督は「悔しさを晴らさせてあげたい」とも話しており、「サッカー選手としてやり返したい」と誓った。

 ブラジルにボールを支配される展開が予想される一方で、手倉森監督は「ブラジルはカウンターが一番怖い」と意外な一面も警戒する。五輪本大会では「耐えて勝つ」ことを掲げており、劣勢をしのぎ、一瞬の隙を突いた攻撃で仕留める局面を思い描く。王国相手に爪痕を残し、五輪での躍進につなげる。

最終更新:7月30日(土)8時22分

デイリースポーツ

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