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沖縄と鹿児島のマングローブ自生地、サイトで紹介 NPO法人マングローバル

琉球新報 7月30日(土)12時36分配信

 【西表島=竹富】竹富町の西表島を拠点に、マングローブの調査や魅力の発信に取り組んでいる特定非営利活動法人「マングローバル」(岡田精一郎代表)は、沖縄県と鹿児島県にあるマングローブの自生地200カ所を紹介するサイト「鹿児島&沖縄マングローブ探検」を開設した。岡田代表は「自生地全てを網羅的にまとめた。貴重なサイトになっていると思う。ぜひ多くの人が活用してほしい」とPRした。

 サイトは6月17日に開設。昨年から約1年かけて20の島や地域のマングローブを現地調査し、特徴や地域の情報をまとめた。

 自生地は西表島が64カ所と最も多く、沖縄本島48カ所、石垣島32カ所と続く。「鹿児島」「奄美」「沖縄&宮古」「八重山」の4エリアに分けて紹介し、北限とされる鹿児島県の薩摩半島などのマングローブもサイトを通じて確認することができる。

 マングローブの種類や特徴などを解説しているほか、マングローブへの思いを聞いた地域住民へのインタビューも掲載。「風景コレクション」として、簡単には入り込めないマングローブ林内の様子を撮影した写真も多く取り入れ、地域の歴史や特徴なども紹介している。

 マングローバルは2003年に設立し、国内のマングローブ自生地や環境などについて現地調査などに取り組んできた。今回は日立財団などの支援を受け、これまでの調査を土台に、昨年からサイト開設に向け、分布範囲を直接確かめる本格的な自生地の記録を進めた。

 岡田代表は「国内全域規模で徹底調査して自生地を明らかにすることが目標だった。これまでにない試みで、1本でもあれば自生地として調査した。マングローブ林は二酸化炭素の吸収や津波対策でも、その価値が見直されている。景観も素晴らしく観光需要も期待できる。世界に発信したい」と話した。(謝花史哲)

琉球新報社

最終更新:7月30日(土)12時36分

琉球新報