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ASH DA HERO 『THIS IS LIFE』ツアー開幕「最高のロックンロールショウにしよう」

エキサイトミュージック 7月30日(土)20時45分配信

「ハロー、渋谷! ASHと一緒に最高のロックンロールショウにしよう!」

早くも熱狂の坩堝と化したフロアに向かい、ASHことASH DA HEROが言う。バックバンドの3人を従え、オーディエンスと自身に言い聞かせるように歌い始めたのは、「結局なんにもやれてない」。クンビアという南米のリズムをロックに解釈したというヘヴィーな音に乗せ、夢があるなら行動を起こせとエモーショナルに歌う彼の背後には、ニューアルバム『THIS IS LIFE』のジャケットを飾る、ひび割れたハートのバックドロップが掲げられている。

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1stミニアルバム『THIS IS ROCK AND ROLL』、メジャーデビューミニアルバム『THIS IS A HERO』、そして<THIS IS>シリーズ最終章となる『THIS IS LIFE』をひっさげた東名阪ツアー『ONE MAN TOUR 2016「THIS IS LIFE」』。その初日となったこの日は、『THIS IS LIFE』からのナンバー「You Gotta Power」でアグレッシヴに幕開けた。そこから一気に、「結局なんにもやれてない」まで、ディスコファンクな要素も色濃くにじむヘヴィネスなバンドサウンドを鳴り響かせ、今という時代に対する苛立ちや怒りをエモーショナルに歌い上げる。

さらに、アイリッシュなロックナンバーでいくつものサークルモッシュが生まれたかと思えば、ASH自身が奏でるひずんだギターと巻き舌、そして言葉やイメージの断片が書き綴られているのであろう赤い表紙の本を片手に歌うシアトリカルな場面では、誰もがその声と動きに釘付けになっていく。葛藤と焦燥、失意と決別、希望と決意。様々な感情がページを繰るように展開していくそのステージは、いわゆるヘヴィーネスなロックのライブというよりも、一人の男の生き様を見ているかのような濃密さ。つまりこれは、ASH DA HEROというヒーローの物語を歌い描いたロックンロール・ショウ、なのだ。

「今日来てくれた人は全員、大阪と名古屋も見に来てください」

鳴り止まない声と手拍子に応え、予定外のアンコールで登場したASHが言う。だがそれは単なる煽り文句ではなく、3公演全てを見れば<THIS IS>シリーズの真相がより明確になると、ツアー前からASH自身が予告していたことによるもの。しかも、3公演全てを制覇すれば、「ASH DA HERO LIVE 音源+ボーナストラック」がダウンロードできるスペシャルパスもプレゼントされるらしい。

熱気冷めやらぬ会場に最後に響いたのは、過去の自分に終わりを告げ、ヒーローになると誓った夜に書きあげたという、ASH DA HEROの始まりの歌。世界中のひび割れたハートに、小さな希望とロックンロールの大きな夢を。ASH DA HEROの壮大なロックンロールショウはついに幕を開けた。
(取材・文/早川加奈子)

≪ツアー情報≫
【ASH DA HERO ONE MAN TOUR 2016 「THIS IS LIFE」】
2016年7月27日(水)東京・TSUTAYA O-West  ※終了
2016年8月19日(金)大阪・大阪MUSE
2016年8月26日(金)名古屋・Electric Lady Land

最終更新:7月31日(日)20時30分

エキサイトミュージック

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。