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25年ぶり車両更新 花、温泉など表現 飯坂線

福島民報 7月30日(土)10時58分配信

 福島交通飯坂線が25年ぶりに更新する新車両の外観は濃い茶色、桃色、金色の3色を使い、花や温泉、歴史など沿線の魅力を表現するデザインとなる。乗客の乗り心地を向上させるとともに、東京五輪を見据えて外国人観光客向けに英語の案内表示と車内放送を導入し、地域活性化と観光振興に貢献する。
 29日に福島交通が外観デザインを正式発表した。新車両のヘッドマークとカラー帯のデザインは「描(か)き鉄」として東北の鉄道の復興支援に携わる建築業小松大希さん(31)=宮城県亘理町=が担当。「GOOD TRAIN いい電~わたしのまちの、たからもの~」をコンセプトに、沿線の歴史と温泉風情を濃い茶色で、花とモモを桃色で、摺上川の清流の輝きを金色でそれぞれ表現した。濃い茶色を基調としたヘッドマークには飯坂線の愛称「いい電」の文字と、沿線12の駅を表す星をあしらった。
 電車の速度を制御する方式に「可変電圧可変周波数インバーター」を採用し、よりスムーズで振動の少ない運転を実現する。2020(平成32)年の東京五輪を念頭に、外国人観光客向けに英語の案内表示と車内放送を導入する。
 同社によると、車両更新は平成3年以来。東急電鉄が都内で運行していた「1000系車両」の2編成5両を改造し、来年3月から福島-飯坂温泉駅間で営業運転を始める。
 福島市の同社本社で記者会見した武藤泰典社長は「新車両の運行で飯坂温泉と沿線、市の発展に寄与する」と述べた。小松さんも「飯坂線は市民の宝物。沿線住民に愛されるようなカラーデザインを考えた」と説明した。

福島民報社

最終更新:7月30日(土)11時3分

福島民報