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【今週の振り返り】追加緩和に終始振り回され57円下落した週

エコノミックニュース 7月30日(土)20時8分配信

 25日の日経平均は小幅続落。前週末22日のNYダウは53ドル高と反発。NASDAQも反発した。企業決算はGEはいまひとつだったが、AT&T、ベライゾンの通信セクターが良かった。CME先物清算値は16610円。大阪夜間取引終値は16620円。25日朝方の為替レートはドル円が106円台前半、ユーロ円が116円台後半。

 日経平均始値は28円高の16655円。高値は10時7分の16778円。安値は2時53分の16612円。終値は6円安の16620円。ドイツ南部で爆弾テロ発生。1~6月期の貿易収支は東日本大震災後で初めての黒字に転じた。日経平均は小幅高で始まり序盤で16700円にタッチするが、その後は16600円台後半で小動き。10時前から為替の円安を伴ってにわかに上昇し16700円、16750円を突破するが一時的で、10時台のうちに為替の円高反転と同調しながら16650円付近まで下げ、少し戻して前引け。日米の中央銀行イベント週なのでプラス圏でもアップダウンが大きかった。後場はやや安く始まり、0時台に一時マイナスになる。1時台は16650円付近で頭を抑えられた小動きが続くが、2時台は一時16700円に接近しながら、押し戻されて終盤はプラスとマイナスを行ったり来たり。ドル円は106円台半ばで動かず、結局、大引けは小幅マイナスに。任天堂 <7974> が「『ポケモンGO』の業績への影響は限定的」と自ら発表したため、関連銘柄と一蓮托生で下落し一時ストップ安。復活をかける本丸は来年3月発売の家庭用ゲーム機「NX」。

 日経平均終値は6.96円安の16620.29円、TOPIX終値は-2.15の1325.36。売買高は16億株、売買代金は2兆314億円。値上がり銘柄数は1166、値下がり銘柄数は697。プラスは19業種で、上位はパルプ・紙、電気・ガス、金属製品、倉庫、不動産、ゴム製品など。マイナスは14業種で、下位はその他製品、海運、情報・通信、食料品、石油・石炭、空運など。上海総合指数は0.09%高だった。

 26日の日経平均は大幅安で3営業日続落。原油先物価格が3営業日続落して一時43ドルを割り、週明けのNYダウは77ドル安と反落。NASDAQもS&P500も下げた。ヤフーが中核事業をベライゾンに売却すると発表。フィラデルフィアでは民主党大会が開幕したが反クリントンのデモ行進。トランプ氏と違って会場内は平穏。朝方の為替レートはドル円が105円台後半、ユーロ円が116円台前半で円高進行。CME先物清算値は16560円。大阪夜間取引終値は16580円。

 日経平均始値は84円安の16535円。高値は「寄り高」で16535円。安値は1時30分の16323円。終値は237円安の16383円。神奈川県相模原市の障害者施設でテロではないが刃物による連続殺傷事件が起きたこともあり安く始まり、「寄り高」で序盤に日足一目均衡表の雲の上限16504円も16500円、16400円も割り込む。為替のドル円は円高が進行して105円台を維持できない。この日は7月末受け渡し分の最終売買日。16350円を下回った後、10時台は徐々に反発し一時16400円台を回復。しかし為替は105円台に戻らず前引けは16362円。後場は16400円にタッチするものの16300円台での低迷が続く。任天堂は下げ止まってプラスに転換し、そのチャートは踊り場が上昇2回、下落1回ある「エリオット波動」のワンサイクル完結。ドル円は104円台半ば。2時台は16400円台後半まで上昇した後、空気が抜けるように終盤しぼんで16400円も守れず大引け。スプリントの決算が良くソフトバンクG <9984> はプラスだったが、日経平均は大幅安だった。

 日経平均終値は237.25円安の16383.04円、TOPIX終値は-18.42の1306.94。売買高は19億株、売買代金は2兆3278億円。値上がり銘柄数は405、値下がり銘柄数は1470。プラスは情報・通信、その他製品、空運の3業種。マイナスは30業種で、その下位は証券、鉄鋼、鉱業、海運、輸送用機器、その他金融など。上海総合指数は1.13%高だった。

 27日の日経平均は4営業日ぶりに大幅反発。住宅や個人消費の指標は良くてもマクドナルド、ベライゾンの決算が悪く、原油先物価格も軟調でNYダウは続落し19ドル安。為替のドル円はロンドン時間で104円を割り込んだが、朝方は104円台後半。ユーロ円は115円近辺。CME先物清算値は16385円。大阪夜間取引終値は16430円。

 日経平均始値は143円高の16526円。高値は0時30分の16821円。安値は「寄り安」で16526円。終値は281円高の16664円。アップルの決算は減収減益だが株価は上昇。秋発売のiPhone7に期待。民主党大会でヒラリー・クリントン氏が大統領候補の指名を受けた。8月2日に出す「一億総活躍」関連政策で最低賃金時給が全国加重平均で24円上昇し822円。東京都は932円。低所得者に一律1万円以上の現金支給と報じられた。日経平均はドル円が105円台に戻る円安の追い風を受けて反発し、日足一目均衡表の「雲」の上に抜けて始まる。「寄り安」で16600円オーバーまで上昇した後、序盤は16600円をはさんで上下に動く。時間がたつにつれて値動きが小さくなり、前日比200円高を超える16600円近辺であまり動かなくなる。ドル円は105円台前半で安定。前引けは16610円。

 昼休みに異変。「政府が50年国債を発行」「経済対策は予想の20兆円を超える27兆円」という報道で為替のドル円は一時106円台半ばまで円安進行。日経平均先物は16830円まで上昇した。後場の日経平均は16821円の高値をつけて始まるが、すぐ16700円そこそこまで下落。ドル円は105円台まで円高方向に戻った。財務省理財局は50年国債を否定。真昼の花火はそこでおしまい。その後は前日比で300円以上高い16700円前半の水準で動きが乏しくなる。ドル円が106円にタッチしたりして時々上下に振れながら、16600円台後半の水準のまま大引け。安倍首相が福岡市で「28兆円を上回る」と来週まとめる経済対策の規模に言及したが、「真水」は6兆円で反応は限定的。任天堂は大幅安だったが、為替が円安で自動車など輸出関連セクターが上昇しトヨタ <7203> は大幅高。ソフトバンクGは続伸。好決算の信越化学 <4063> が買いを集めていた。

 日経平均終値は281.78円高の16664.82円、TOPIX終値は+14.73の1321.67。売買高は22億株、売買代金は2兆5343億円。値上がり銘柄数は1403、値下がり銘柄数は457。プラスは26業種で、上位は化学、輸送用機器、非鉄金属、ガラス・土石、ゴム製品、金属製品など。マイナスは7業種で、下位はその他製品、卸売、水産・農林、情報・通信、陸運、医薬品など。上海総合指数は1.90%安。

 28日の日経平均は大幅反落。FOMCの結果は利上げなしだったが声明文は6月よりも楽観的な見方で9月利上げに含みをもたせた。NYダウは前日終値付近で動いて1.58ドル安。小幅安でも3日続落。為替のドル円はFOMCの結果発表で106円につっかけたが朝方は105円近辺。ユーロ円は116円台前半。CME先物清算値は16590円。大阪夜間取引終値も16590円。

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最終更新:7月30日(土)20時8分

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