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中島亜梨沙、『真田丸』吉野太夫役 1回だけの出演予定がキーパーソンに大出世

オリコン 7月31日(日)16時0分配信

 「入水自殺する役とか、夢の中に出てくるお母さんとか、薄幸な女性の役が多かったので、『真田丸』の吉野太夫が“妖艶”と注目されて、ありがたかったですし、素直にうれしいという気持ちです」

ドラマ『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』ではレオタード姿に

 と語るのは女優の中島亜梨沙。

 NHK大河ドラマ『真田丸』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)に名妓・吉野太夫(よしの・たゆう)役で出演し、注目を浴びている。第15回(4月17日放送)、主人公・真田信繁(堺雅人)と豊臣秀吉(小日向文世)の顔合わせのシーンで初登場。第18回(5月8日放送)で上洛した信繁の父・昌幸(草刈正雄)や兄・信幸(大泉洋)を歌や踊りでもてなした。第28回(7月17日放送)に再々登場し、何やら昌幸とただならぬ関係に。

 「第15回の1回だけの出演と聞いていたので、第18回に出ることになって“ラッキー”と思っていたんです。そうしたら、思ってもみない反響があって、再々登場することになって、それも昌幸さんと…というおもしろい展開になっていて…」と、物語のキーパーソンに“出世”。第30回(7月31日放送)では、演出家がかなりこだわって、何度もテイクを重ねて撮った昌幸とのシーンがあり、出浦昌相役の寺島進が嫉妬して「やり過ぎだよ」と思わずクレームを入れたという裏話も。

 太夫とは、芸妓の中でも最高位に当たる名跡で10代まで続いたと言われる。才色兼備で諸芸に通じ、時の権力者たちをとりこにした。江戸時代初期に“2代目”が活躍したことが多く伝わっており、『真田丸』に登場する吉野太夫は初代。宮本武蔵が映像化される際にしばしば登場する人物でもある。

 「自分には色気が足りない…」と謙そんするが、中島自身も才色兼備。2003年から09年まで宝塚歌劇団に在籍。娘役・羽桜しずくとして活躍した。宝塚退団後、カナダに留学し、英語を身につけ、『世界ふしぎ発見!』(TBS系)のミステリーハンターを務めていた時期もある。

 しかも、女優という仕事に対して人一倍まじめ。吉野太夫の出番が断続的に増えても「オファーが来たら対応できるように、準備はしていました」と話す。

 7月期の関西テレビ・フジテレビ系『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』(毎週火曜 後10:00)の第3話(7月26日)・第4話(8月2日)にもゲスト出演するが、こちらでは、猟奇殺人事件に巻き込まれるシングルマザーのバレエ講師役を与えられ、バレエの実演シーンがあるわけでもないのに自らレッスンに通ったというまじめぶり。「バレエをやっている人特有の姿勢の良さ、雰囲気が出せればいいなと思ったので」と、撮影本番の演技のためにできることはできる限り何でもする。その意志は本物だ。

 「いままで生きていた中で、一番アグレッシブになっている」のが“いま”、だという。「打ちのめされることもありますが、芝居がうまくて、活躍されている人たちのいるところに私も行きたい。芝居をするのがおもしろいんです」。

 『真田丸』では吉野太夫、『ON』の一人娘を大切に育てているシングルマザー、両極端な役で女優・中島亜梨沙をアピールするチャンスに恵まれた。「私はキャラクター俳優ではないので、一つひとつの作品で、“『吉野太夫』だった人だ”“この作品にも出ているんだ”といった気づきを増やしていけたら」と語る彼女は気持ちがいいくらい熱意にあふれていた。

 7月31日の『真田丸』第30回は、総合テレビで午後7時15分から放送。

最終更新:7月31日(日)16時11分

オリコン