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特急カシオペア機関車が「第2の人生」 貨物転籍「銀ガマ」に、岡山でも走行

山陽新聞デジタル 7月30日(土)23時30分配信

 北海道新幹線の開業に伴い、今春廃止された寝台特急「カシオペア」(上野―札幌)の機関車が、西日本も運行エリアに含めた貨物用として“第二の人生”を歩み始めた。7月からは岡山にも乗り入れ、青森まで最長1300キロもの道のりを走行。かつて人気を博した銀色の車体が、鉄道ファンの熱視線を浴びている。

 機関車(2010年製)は2両あり、カシオペアの客車と同じ銀色の塗装が特徴。以前から鉄道ファンの間で「銀ガマ」の愛称で親しまれてきた。

 3月のカシオペア廃止により、JR東日本からJR貨物へ転籍。日本海側の拠点・富山機関区(富山市)に配属され、4月に大阪―富山―青森間で運行をスタート。7月には運行ルートが大阪から岡山まで西に延びた。

 他の機関車との兼ね合いにより不定期で稼働しており、岡山にはこれまでに2両で計3回乗り入れた。直近の30日は、北陸からの貨物を岡山貨物ターミナル(岡山市北区)で切り離し、九州へ向かう別の機関車に引き継いだ。

 JR貨物などによると、電気機関車の車体の色は国鉄時代、「直流」「交流」という電流の種類によって青や赤に分かれていた。当時の名残で直流エリアの岡山では今も青色が主流となっており、珍しい銀色の車体が現れると、乗り入れを聞き付けた熱心な鉄道ファンがシャッターチャンスを狙っている。

 JR貨物岡山支店は「華々しい旅客から、黙々と走る貨物へと活躍の場を変えた機関車にエールを送ってほしい」としている。

最終更新:7月30日(土)23時30分

山陽新聞デジタル