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都議会は”究極の村社会”だ

NewsPicks 7/30(土) 16:54配信

音喜多駿議員×塩村あやか議員(上)

透明度が低くブラックボックスと言われる、東京都議会。いったいどれほど閉鎖的なのか。その実情を、無所属の1期生議員である、音喜多駿氏、塩村あやか氏に聞いた

理事会がとくにひどい

音喜多:閉鎖性です。情報がブラックボックスなわけです。たとえば委員会も、傍聴はできますが、ネット公開すらされていません。

そもそも、重要な話し合いや意思決定は、委員会の前段階の、「理事会」といった会議体で行われますが、それらは非公開です。そうした会議体で決まったことを都民は何も知ることができないのです。

しかも、委員会の議事録を見ると、多くの場合、「採決では異議なし」となっていて、議論もなく賛成して終わりというパターンが多い。こうして不透明にあらゆる物事が決まっていくというのは極めて不健全だと思います。

──理事会の議事録を残さないといけないルールはないのですか?

音喜多:ないです。むしろ非公開で、出してはいけないものになっています。

以前、『赤旗』が、理事会の内容について少し書いたところ、すごいクレームが来て、次の理事会で怒られたそうです。次にやったら懲罰動議といった感じで。

塩村:そう。そこは何も言えなくなるという。

音喜多:共産党もわりとお行儀が良くて、素直に指摘を受け入れてしまう。僕としては、『赤旗』もっと突っ張れよと思って応援しているのですが。

塩村:私も、ブラックボックスという指摘は本当にその通りだと思います。とくにひどいのが、議会運営委員会(議運)の理事会です。

──議運についてもう少し詳しく説明してもらえますか。

音喜多:議会運営委員会という、エヴァンゲリオンのゼーレみたいな組織があるのです。各会派の重鎮クラスが集まり、都議会運営に関わるほぼすべてがここで意思決定されます。

議会運営委員会は一応公開されていますが、これはシャンシャン総会で、「異議なし」などと言うだけです。やはり、その前の理事会が最も重要で、そこで今日は何を話し合うかがすべて決まるわけです。

塩村:その中身は、スーパーブラックボックスですよね。

音喜多:そう、スーパーブラックボックスです。

塩村:交渉会派と複数の人数がいる会派は入れますが、それ以外の会派は入れません。そこで何が話し合われているのかはほとんどわからない状態です。

たとえば、一時期問題として取り上げられた、都議会議員27名がリオオリンピックの視察に行った件も詳しいことはわからない。

音喜多:そう。結局、なぜ27人もの人数が行く必要があったのか、なぜその人数に決まったのかは非公開の理事会で議論されているので、人数や予算の根拠が全然わからないのです。

塩村:私も、自民党の議員ばかりが多すぎるということでおかしいと思い、「議事録を見せてください」と頼んだら、やっぱり出てこない。

音喜多:そう。理事会は議事録がないと言われるのですよ。みんな、非公開であることを逃げ口上に使っていて、疑問を追及していくと、「議事録が非公開だからわからない」と逃げるのですよ。

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最終更新:7/30(土) 16:54

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