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【高校野球】文武両道を高レベルで実践 各地区トップ級の進学校を紹介【西日本編】

Full-Count 7月30日(土)12時59分配信

全国にある野球が強い主な進学校をピックアップ

 甲子園出場歴のある学校や、甲子園出場に近い学校のうち、有数の進学校をピックアップする特集の西日本編。ここでは5校をピックアップした。奈良県内でトップの偏差値を誇り、野球部も甲子園出場を果たしている郡山。激戦区・大阪で甲子園へ行くために限られた練習時間と環境で取り組んでいる四條畷。山口県内でも指折りの豊富な甲子園出場経験を持つ岩国。短い練習時間でも質が良ければ甲子園に出場できると各地の進学校に希望を与えた岡山城東。そして、強豪校が混在している福岡県でプロ野球選手も輩出し、1991年以来の甲子園出場に向けて奮闘している福岡大大濠。各高校の歴史や進学状況、近年の野球部の状況を見ていきたい。

【奈良県立郡山高等学校】

 奈良県屈指の進学校。進学面では土曜・早朝授業、習熟度別授業、学力補充講座が行われており、勉学の次に部活動という位置づけ。中でも、学力補充講座には成績不振の生徒を対象に行われ、その間は部活動への参加が一切許されないという徹底ぶりだ。

 とはいえ、硬式野球部の他、サッカー部も第93回全国高校サッカー選手権に出場するなど、部活道でも優秀な成績を収めている。一見厳しいとも思える指導でも、それにより生徒たちはしっかりと成長を遂げている。

 硬式野球部は、郡山のOBである名将・森本達幸監督が47年間の監督生活で甲子園に11回出場。その間、荻野貴司選手(千葉ロッテマリーンズ)など数多くのプレーヤーを輩出してきた。

 森本監督は、2009年奈良大会決勝戦で天理に敗れたのを最後に勇退。2010年以降、最近はなかなか勝ち上がれていないが、名門校復活を目指して再建途中だ。

▼主な進学実績(2015年度卒業生) 京都大学:2人(1)、大阪大学:11人(5)、神戸大学:13人(6)

【大阪府立四條畷高等学校】

 2009年に進学指導特色校(GLHS)の指定を大阪府から受けた四條畷は、京都大学や大阪大学と連携し、グローバル社会をリードする人材の育成を行う大阪を代表する進学校だ。2012年度からは、理数系のスペシャリストを育成するスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を文部科学省から受け、ますます教育に力を入れている。生徒会活動や部活道も盛んで、大阪府における文武両道を体現している存在だ。

 野球部は今年の春季大阪府大会で、大体大浪商や近大附などの強豪校を破り、ベスト8進出と大躍進を果たした。現在部員は60人で活動し、部員の中でも京都大学や大阪大学のような難関大学を目指している生徒が多いことが特徴。「いかに集中して質を上げていくか。野球も一緒だと思います」と選手が実際に語るように、部活も勉強も、少ない時間の中でいかに成果を上げるかを考え、実践し続けている。

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最終更新:7月30日(土)13時2分

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