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【MLB】イチロー圧巻の147キロレーザー 走者も打球飛んだ瞬間に「厳しい」と予感

Full-Count 7月30日(土)20時1分配信

左翼から衝撃のバックホーム、送球の速度は147キロを計測

 マーリンズのイチロー外野手は29日(日本時間30日)、本拠地でのカージナルス戦に「3番・左翼」で先発したが、4打数無安打でメジャー通算3000安打達成はお預けとなった。2998安打で金字塔へ「2」のままも、守備では圧巻のレーザービーム送球を披露。本塁で刺されたカージナルスの三塁走者は、42歳の強肩ぶりに脱帽している。

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 この試合では全ての打席に大きな注目が集まったイチローだが、最大の見せ場は守備で訪れた。4回、1死三塁でガルシアの左飛を捕球すると、本塁へ強烈な送球。タッチアップした俊足の三塁走者ウォンをアウトにした。

 場内が総立ちで大歓声を送る超ファインプレー。代名詞の「レーザービーム」で、42歳でも錆びつかない強肩ぶりを改めて見せつけた。MLBの情報解析システム「スタッツ・キャスト」はこの送球が91.6マイル(約147キロ)を計測したと紹介。衝撃的なバックホームだった。

指揮官も絶賛「イチは偉大な選手。彼のプレーを見るのは本当に楽しい」

 本塁でアウトとなったウォンは「イチローが間違いなく強肩であることは、みんなが知っている。彼のところに打球が飛んだ時、『おい、これは厳しいことになるぞ』と思ったよ」と振り返った。「頭を下げて、必死に走らないといけないことは分かっていた。そして、彼は僕をアウトにしたんだ」。背番号51の「レーザービーム」に、完全に脱帽していた。

 また、マーリンズのマッティングリー監督も「すごかったね。イチは偉大な選手だ。彼のプレーを見るのは本当に楽しい。もし、キャッチャーが(走者に)タッチしたかったら、彼はベース手前でちょうどよく弾むように投げるんだ。教科書通りの基本に忠実なプレーを彼はするんだ。そういったことは最近では失われてしまっている。テクニックに優れ、正しい方法で試合に挑む。本当に見ていて楽しいよ」と手放しで称えている。

 3000安打が目前に迫り、1打席1打席に大きな注目が集まっている。だが、イチローは周囲の熱が高まる中でも走攻守の全てでいつもと変わらぬパフォーマンスを披露し、見る者、そして一緒にプレーする者を脱帽させている。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:7月30日(土)20時26分

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