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市に苦情100件 措置入院対応巡り

カナロコ by 神奈川新聞 7月30日(土)7時30分配信

 相模原の障害者施設「県立津久井やまゆり園」で19人が殺害された事件で、相模原市は29日、市議会に対して、逮捕された男(26)を2月に措置入院させた際の対応を説明。この件に関して、同日までに約100件の苦情が市に寄せられていることを明らかにした。

 苦情は(1)尿検査で大麻の陽性反応が出たのに警察などに通報しなかった(2)措置入院の期間が短い(3)退院後にフォローをしなかった-の3点が大半を占めたという。

 また、今回の事件とは関係ない亡くなった障害者の家族宅に、何者かから「障害者は死ね」などという電話があったとの相談もあった。

 一方、厚生労働省は29日、精神保健福祉法に基づき、容疑者が措置入院していた北里大東病院(相模原市南区)を立ち入り調査した。

 厚労省によると、同省の担当者らが、措置入院や解除について判断した医師や、診療に関わった医師への聞き取りで経緯などを確認したほか、当時のカルテなども調べた。別の医療機関の精神保健指定医も立ち会い、措置入院の解除後、容疑者にどう関わったかも調べたという。

 同省は、調査結果を踏まえ8月にも有識者会議を開き、措置入院の制度や運用の見直しを検討する方針。

最終更新:7月30日(土)18時6分

カナロコ by 神奈川新聞