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高額療養費1万7685件誤支給 県後期高齢者医療広域連

北日本新聞 7月30日(土)0時57分配信

■データ取り違え 総額6456万7865円

 県後期高齢者医療広域連合(連合長・高橋正樹高岡市長)は29日、後期高齢者らの4月診療分の高額療養費を同日誤って振り込んだと発表した。担当者が今年4月分と2014年4月分のデータを取り違えたことが原因。振り込むべき人に入金せず、支払う必要のない人に振り込むなど、県内15市町村全てで計1万7685件のミスがあった。8月1日から、正しい金額の入金手続きを行い、誤入金した人には返金を求める。

 主に75歳以上の人を対象にした後期高齢者医療制度では1カ月の医療費が高額になった場合、申請すれば自己負担限度額を超えた分が高額療養費として支給される。基本的に診療月の3カ月後、被保険者の口座に振り込まれる。

 広域連合では毎月、担当者が各被保険者の振込額のデータをパソコンからUSBメモリーで別のパソコンへ移し、他の担当者が銀行へ伝送している。USBメモリーに入れる段階で2年前のデータと取り違えた。

 本来、振り込まなければならなかった今年4月診療分の総額は6952万2円だが、14年4月分の総額6456万7865円を誤って入金。払うべき人に支払わなかったケースは8313件で、最高で24万3573円を受け取れなかった人がいた。払う必要がないのに入金したのは7726件で、最高額は16万6726円。誤った額を振り込んだケースは1646件あった。

 広域連合は8月1日、全ての対象者におわびの文書を送付する。支払われなかった人に対しては1日から順次、正しい金額を振り込む。誤って入金された人には振込先の金融機関を介して返金(組戻し)をお願いする。手数料は広域連合が負担する。

 県庁で会見した柴田和宏事務局長は「関係者や金融機関に迷惑を掛け心からおわびする。再発防止策を早急に検討したい」と話した。

 ミスは29日、事前に通知があった交付決定額と振込額が違うことに気付いた被保険者からの電話で発覚。広域連合や市町村に問い合わせや苦情の電話が約50件寄せられた。

北日本新聞社

最終更新:7月30日(土)0時57分

北日本新聞