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【コラム】[Alexandros]、新曲“Nawe, Nawe”を聴いた! 世界に挑む男たちの「今」について

RO69(アールオーロック) 7/30(土) 14:00配信

歴史的名作『ターザン』が、『ハリー・ポッター』シリーズの監督&スタッフの手によって新たなアクション・エンターテイメントとして生まれ変わった映画『ターザン:REBORN』、本日7月30日公開! そして、その日本版主題歌として新たに書き下ろされたのが、[Alexandros]の新曲“Nawe, Nawe”であることはすでにご存知の通りだ。

川上洋平自身、「僕の映画愛を、ここぞとばかりに詰め込みました。歌というよりサントラの気持ちで仕上げたので、気持ち良く映画館をあとに出来るはずです。是非映画と一緒に楽しんでください」とこの“Nawe, Nawe”についてコメントを発表していたが、冒頭から広がる雄大な音像はまさに、ハリウッドのスケール感に真っ向から挑む[Alexandros]の挑戦心そのものだ。

映画『ターザン:REBORN』×[Alexandros] 日本版主題歌予告【HD】
2016年7月30日公開
http://www.youtube.com/watch?v=oeIcuJk2pBU

川上洋平が全編英語詞で書き下ろした歌詞、アンセミックなコーラスワークはもちろんのこと、“Nawe, Nawe”で最も驚き感激したのは、4月リリースのシングル曲“NEW WALL”で「新たな挑戦」として聴かせた大胆なストリングスアレンジすらも、その雄大なロックのサウンドスケープの一部として完全に血肉化しきっていることだ。

聴く者のエモーションを高揚の果てへ導くメロディメイキング、ゆったりとしたビート感の中にもダブステップ的な要素を混ぜ込んだリズムアレンジ……など、[Alexandros]が培ってきたロックの輝度と強度がアンサンブルの随所に盛り込まれた新曲“Nawe, Nawe”。
そこから浮かび上がるのは他でもない、[Alexandros]という音楽のDNAにあらかじめプログラムされた、世界という舞台への強い想いだ。

ミューズ/プライマル・スクリーム/カサビアンらのサポートアクトや海外での積極的なライブ活動はもちろんのこと、これまでのJAPAN誌をはじめとするインタビューでも、洋平は[Alexandros]の音楽を「日本のロックシーン」ではなく、常に世界との対比という構図の中で語っていることがわかるはずだ。

共感/共鳴/反抗/衝動の発露/癒し/逃避……およそロックという表現が描き得る限りの機能と役割を全部抱き締めながら、己の見果てぬロマンを重ね合わせ(シビアな批評眼とともに)1曲1曲撃ち放っていくことで、唯一無二のでっかい道を作っていく、という[Alexandros]の「今」を、“Nawe, Nawe”は雄弁に伝えている。

本日発売された『ROCKIN'ON JAPAN 2016年9月号』での洋平のインタビューによると、「Nawe」という言葉の意味はアフリカのスワヒリ語で「with you(あなたとともに)」。その音に触れる人すべてを連れて、音楽の新たな次元へ――そんな彼らの闘争心が、“Nawe, Nawe”にはその隅々にまで凝縮されている。
同曲をカップリングとして収録したニューシングル『Swan』のリリース日:8月24日まであと3週間以上。世界と向き合う[Alexandros]の冒険精神を、この機会にぜひとも巨大スクリーン越しに体感してみたいと思う。(高橋智樹)

RO69(アールオーロック)

最終更新:7/30(土) 14:00

RO69(アールオーロック)