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醤油瓶を時計に 金沢・大野のガラス工房

北國新聞社 7月30日(土)3時3分配信

 大野町2丁目に工房を構えるガラス造形家の市川篤さん(53)が、醤油(しょうゆ)瓶を再利用したステンドグラス時計の制作ワークショップを初めて開催する。醤油瓶ならではの独特の色や風合いを生かした時計作りを通して、「醤油の町・大野」に親しみを持つきっかけとする。

 市川さんは東京出身で、人情味あふれる大野の住民や昔ながらの風情が残る町並みに魅了され、約10年前に使われなくなった醤油蔵を借り受けて工房を開設した。

 時計は縦15センチ、横15センチで、不要になった醤油瓶を電気炉の熱で柔らかくし、平らなガラス板に加工したものを組み合わせて作る。水色や緑色、瑠璃色や茶色など、醤油瓶の色合いをそのまま生かし、ステンドグラスの技法で2~6センチのガラス片をつなぎ合わせる。

 市川さんによると、醤油瓶を加工したガラスは市販のものと比べ、表面が滑らかで光沢があり、厚みが所々で異なるという。市川さんは「捨ててしまうようなものも手を加えれば、新たな命を吹き込めることも知ってもらいたい」と話した。

 ワークショップは8月7日、大野町2丁目のガラス工房「スタジオ・プラスG」で開かれる。小学生以上が対象で、料金は材料費込みで5千円となる。希望があれば、今後も制作体験を受け付ける。問い合わせは同工房まで。

北國新聞社

最終更新:7月30日(土)3時3分

北國新聞社