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NY外為(29日):ドル下落、GDPが予想下回り利上げ観測後退

Bloomberg 7月30日(土)5時44分配信

29日のニューヨーク外国為替市場ではドルが下落。ドル指数はほぼ2カ月ぶりの大幅安となった。第2四半期の米国内総生産(GDP)統計が予想に届かず、年内の利上げ観測が後退した。

ドルは主要16通貨全てに対して下落した。商務省が29日発表した第2四半期のGDP(季節調整済み、年率)速報値は前期比1.2%増。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は2.5%増だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)は今週の定例会合後の声明で、「経済情勢はもっぱらフェデラルファンド(FF)金利の緩やかな引き上げに限って正当化する形で改善される」との見解を示していた。

ドルは今月、堅調に推移した。雇用や小売売上高、鉱工業生産などの指標が予想を上回ったため、今後数カ月間に利上げが実施されるとの見方が広がったことが手掛かり。今後、市場の注目は8月5日発表の非農業部門雇用者数に移りそうだ。日本銀行が打ち出した追加緩和策が予想ほど積極的でなかったことは円買い材料となった。

アライアンスバーンスタインの運用担当者、アーナブ・ニリム氏は「GDP伸び率はパニックを誘うほど弱くはないが、米金融当局が利上げを見送る十分な根拠になる。非農業部門雇用者数が強い数字となれば、ドルは回復するだろう。それまでレンジ取引になりそうだ」と述べた。

ニューヨーク時間午後5時現在、ドルは対ユーロで前日比0.9%安い1ユーロ=1.1174ドル。対円では3.1%安い1ドル=102円06銭。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は6月3日以来の大幅安。

金利先物市場が示唆する年内の利上げ確率は34%。この算出は実行FF金利が次回利上げ後のFF金利誘導目標レンジの中間になるとの仮定に基づく。今月26日には利上げ確率は50%近くあった。FOMCは年内にあと3回の定例会合を開催する。次回は9月20-21日。

原題:Dollar Plunges Most in 2 Months as Weak GDP Signals Fed on Hold(抜粋)

第3段落と第6段落を追加し、更新します.

Susanne Barton

最終更新:7月30日(土)6時41分

Bloomberg