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「東京五輪」「子育て」有権者の声は 都知事選きょう投開票

THE PAGE 7月31日(日)14時40分配信

 東京都知事選が31日、投開票される。史上最多の21人が立候補した今回の都知事選で、首都の顔となる人物に対して有権者は何を求めていたのか。候補者の演説に耳を傾けていた東京都民に聞いた。

【動画】都知事選が告示 最多21人が立候補し第一声

●東京五輪

 2020年に2度目となる夏季五輪開催を控える東京。新しい知事は、東京五輪に向けた準備が急務となる。練馬区の大学4年生の男性(22)は、「よりスムーズに進めてもらいたいし、それができる人に就任してほしい。問題が発生したら、問題点を根本から洗い出して解決してほしい」と要望した。

 五輪をめぐっては、「簡素に低コストでやってほしい」「五輪後も施設に利用価値があるようにしてほしい」などの声が目立った。豊島区の30代男性会社員も、「安上がりの五輪開催に努めてほしい。できれば安くして、後世にツケを回さないようにしてもらいたい」と注文をつけた。

 五輪をまちづくりの契機にしてほしいという意見もあった。新宿区の男性会社員(39)は、「五輪に向けてバリアフリー化を含めて新たなまちづくりをどう展開するか。新しいまちづくりが必要。とくに三多摩地区は交通の不便な地域があるので、交通の利便性をより高めてほしい」。

 そのほか、五輪で日本に来た外国人観光客らが安全に観戦できるよう治安などの対策を求める声もあった。

●待機児童・災害対策

 東京では、他の大都市の例に漏れず、待機児童問題が切実な問題となっている。五輪以外ではやはり、保育所の拡充など子育てに関する施策の改善を求める声が挙がった。中野区の男性(81)は、「生活面の施策。子育て世代が子供を保育園に預けられない問題を憂慮している。都政は弱い立場の者をまず助けることが一番大切」と訴えた。

 首都直下型地震など災害対策も東京の課題だ。千代田区の70代女性は、「災害対策は日本中の目標。そこで東京がリーダーシップとれれば首都として一体感を出せる」と語った。

●選ぶ基準

 何を基準に知事を選ぶつもりかについても聞いた。東京都政は猪瀬元知事、舛添前知事と政治とカネの問題で二代続けて任期途中に辞任に追い込まれた。練馬区の60代の女性会社員は「都民のための政治をする人。やはりお金にきれいな人」と清廉潔白さ、都政の透明性を重視すると語った。一方で「多少汚いことをやっても東京のために働いてくれればいい」(世田谷区の男性会社員(28)という意見もあった。アメリカでの仕事経験が長い渋谷区の40代の女性会社員は、「知名度よりも実務的能力がある人。知名度で選ぶのは日本くらいではないか」と話した。

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 東京都選挙管理員会によると、投票2日前の29日目での都知事選の期日前投票者は131万7584人と、前回の88万25人より40万人以上増加し、関心の高さがうかがえる。最終的な投票率は、舛添氏が当選した前回2014年の投票率は46.14%、猪瀬氏が400万票を得て当選した2012年は62.60%だった。都民は次の首都の顔にだれを選択するのだろうか。

※THE PAGEでは、午後8時の開票開始後から主要候補の事務所から候補者の声などをライブ配信でお伝えする予定です。

最終更新:7月31日(日)15時19分

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