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“求ム”外国語できる人 東部消防が採用枠新設 一次試験の一般教養を免除

琉球新報 7月31日(日)11時30分配信

 【南部】南風原町、与那原町、西原町を管轄する東部消防組合消防本部が、急増する海外からの観光客に対応することなどを目的に、職員の語学力強化に取り組んでいる。2016年度の職員採用試験で、県内の消防本部として初めて英語、中国語、韓国語の語学資格採用枠を新設するほか、17年度からは台湾の消防と人事交流を行い、職員2人程度を派遣する予定。採用試験の願書は8月8~19日に配布、15~19日に受け付ける。1次試験は9月18日に実施する。

 東部消防本部は、西原町と与那原町にまたがるマリンタウン地区で県が建設を進めている大型MICE(国際会議や報奨旅行など)施設を管内に抱えていることもあり、採用試験で語学資格採用枠を設けることを決定した。近年は外国人が救急搬送される事例も増えてきており、以前から職員の語学力強化の必要性を感じていたという。

 職員採用試験では従来設けていた一般と救急救命士免許保持者の枠に加えて、語学資格保持者の枠を新設した。英語は英検2級以上、TOEIC470点以上、中国語は中国語検定3級以上、韓国語はハングル語能力検定準2級以上などの資格条件を設けている。語学枠は県内全域から受験できるほか、1次試験の一般教養試験は免除する。

 東部消防本部の城間満総務課長は「今後、県内への観光客、ビジネス客などはさらに増えると考えられるため、先手を打って体制を整備することにした。職員が通訳を介さず患者と直接会話することで症状を適切に把握でき、的確な対処につなげられる。ぜひ多くの方に受験してほしい」と呼び掛けた。

 詳細はホームページhttp://www.toubu‐okinawa.jp/で確認できる。問い合わせは東部消防本部総務課(電話)098(945)2200。

琉球新報社

最終更新:7月31日(日)11時30分

琉球新報