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男性が女性の2倍の罹患率!? 初期症状がない腎がん検査のすすめ

ZUU online 7月31日(日)20時10分配信

腎がん(腎臓のガン)は、成人のがんの約2~3%を占め、男性が腎がんになる割合は女性の2倍といわれています。腎がんは自覚症状がなく、気がついたときには処置が難しくなっていることが多いといわれています。治療が難しい腎がんですが、早期発見がやはり重要になります。

最近では、エコーによる健康診断によって、小さながんの段階で発見できるようになりました。普通の健康診断には腎がん検査まで入っていることは少なく、自ら人間ドッグなどで選択することが必要です。今回は、腎がんの検査の重要性について紹介します。

■初期症状がなく気づきにくい腎がん

腎がんは、がんの中でも初期の段階ではほとんど症状が現れません。腎臓は、血液に作られた老廃物を尿として体外に排泄する働きをしていて、大きさは握りこぶしぐらいで背中に左右一個ずつあります。大きな臓器ですが、進行するまでは無症状が続くのが特徴です。

このため、血尿が出たり、腎臓が腫れてきたりして、そのがんがしこりとして触れ、あるいは腎臓の痛みを感じるようになるまで本人は分かりません。あるいは発症していても放置してしまうケースが少なくないこともあって、気がついた時には治療が困難なレベルにまで進行してしまうこともあります。

によりますと、最初に現れる症状として、血尿が最も一般的といいます。尿中の血液がごく微量で顕微鏡検査でしかわからないこともあれば、肉眼でわかるほど尿が赤くなることもあります。次いで多い症状は、わき腹の痛み、発熱、体重の減少となっています(慶応大学病院の医療・健康情報サイト『KOMPAS』より)。

■エコーのスクリーニングで早期発見も可能に

検査はさまざまな方法がありますが、最も有効な検査として副作用がほとんどなく手軽に行える「腹部超音波検査(ECHO)」があります。この超音波でスクリーニングを行った後、CTやMRI検査で診断を確定します。腹部CT検査は、体の断層撮影で腫瘍の大きさ・性状・周囲の臓器への広がりを調べる検査です。CT検査だけでは診断が難しい症例に対しては、磁気共鳴断層撮影検査(MRI)を行います。

この他、腎臓・尿管・膀胱の形態を調べる「排泄腎孟造影検査(IVP・DIP)」、腎臓を流れている血液の異常を調べる「血液造影検査(Angiography)」がありますので、医師と相談しながら受けましょう。

腎がんは移転しやすく、全身に広がってしまう可能性があります。また喫煙者では、腎がんの発生率が非喫煙者の約2倍になるとされます。50歳以降に急増するがんでもあります。

■術後は生活習慣病対策を

腎がんと診断されたら基本は手術となり、とくに腫瘍が見つかった場合は積極的に手術を受けた方がいいといわれています。一方を摘出した場合、腎機能が全体的に低下しますが、残っている腎臓が代わりを担えるように肥大することで、ほぼ正常な腎機能に戻ります。ただ、残された腎臓をいたわるために、腎機能を低下させる生活習慣病(糖尿病、高血圧症、高尿酸血症など)にかからないよう努めることが大事です。

■日常生活上の注意点として

1. 禁煙する
2. 肥満を解消する
3. 血圧の管理を行なう
4. 十分な水分摂取を心がける
5. 塩分は控えめにする
6. 動物性タンパク質の過剰摂取を避ける

などが挙げられます。

日常生活ではどうしても食事の制限が気になります。とくに塩分を控えるためには、辛みのスパイスを取り入れるなど工夫をしてみましょう。

腎がんの手術後は定期的なフォローアップも欠かせません。検査の計画例として

術後3年まで
・ 血液検査 : 6~12ヶ月ごと
・ 胸部CT : 6~12ヶ月ごと
・ 胸部CT : 1~2年ごと

術後3~5年
・ 血液検査 : 1年ごと
・ 胸部CT : 1年ごと
・ 腹部CT : 1~2年ごと

などがありますので、主治医と相談しましょう。

腎がんは5年経った後も再発する可能性がありますので、医師の指示に従って定期的なチェックが大切です。(提供:ヘルスグリッドオンライン)

最終更新:7月31日(日)20時10分

ZUU online

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